マツダそうきたか! 長安汽車の投資で新型車作り! 日本勢の中で一番賢い戦略を取ってきましたね!

マツダも北京モーターショーに2台のコンセプトカーを出展した。発表された内容を見ると毛籠さんの戦略はなかなか興味深い。というのもプレスリリースの文頭に「マツダと合弁事業のパートナーである重慶長安汽車股份有限公司(以下、長安汽車)の協力のもと、長安マツダが開発・製造を行う新型電動車(新エネルギー車)の第1弾」としっかり書かれている。主体は長安マツダなのだ。

マツダ6の後継に当たる『EZ-6』

もっといえば長安マツダでなく、政府系の自動車メーカーである長安汽車と考えるべきだろう。中国は政府系のメーカーと資本を折半しないと工場進出を認めてこなかった。政府が日欧米のパートナーを決めたのだけれど、長安汽車、なぜかPSAやスズキ、フォードといった競争力の弱い西側企業と組むことになった。挙げ句、PSAもスズキも逃げ出してしまう。今やマツダが最優秀企業に。

トヨタやホンダなどと組んだ広州汽車を見ると両社の技術をシコタマ習得して『AION』という完成度の高い独自ブランドの電気自動車を立ち上げ、成功しつつある。なのに長安汽車を見るとイマイチ伸び悩んでしまってます。そんな長安汽車にマツダは「ウチが協力しますよ!」。EZ-6、開発と生産の主体は限りなく長安汽車らしい。かくしてマツダはリスクを追うことなく新商品を出せる。

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マツダの援助とありデザインは日本勢の中で最もレベル高い。EZ-6は中国人が大好きなセダン。そして電気自動車だけでなくPHVもラインナップする。素晴らしいのは長安汽車調達のリン酸鉄リチウム電池を搭載していると思われこと。しかも電気自動車航続距離600kmと十分! PHVも中国製電池を使う。ここはもう長安汽車の意地でライバルと同等の価格設定をしてくるかと。

日本の品質を持ちながら価格は中国勢と真正面から勝負出来るようなら、相当な競争力を持つ。そのクルマは果たしてマツダと言っていいのかとも思うが、中国からの撤退戦略として評価すれば「素晴らしい!」。マツダは大きな痛手を負うことなく縮小均衡策が取れる。マツダブランドの売れ行き落ちても長安ブランドで工場稼働率上がれば損をしませんから。マツダブランドも残せるし。

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2 Responses to “マツダそうきたか! 長安汽車の投資で新型車作り! 日本勢の中で一番賢い戦略を取ってきましたね!”

  1. アミーゴ5号リボーン より:

    今回の北京モーターショーの日本勢は、これまでとは一味違うようで、共同開発では中国側のパワーを取り込んでいるようです。
    あっ、日産を除きます。

    中国側は供給過剰のバッテリーを消化できるし、日本側はEVで出遅れた要素を補充できるから、まさに一石二鳥。

    もっともこれらのEV車種が、中国から出てくることはないでしょうし、もし逆に日本に輸出されるようだと、EVは中国任せになって日本の自動車産業は衰退してしまう。悩ましいところです。

  2. すける より:

    中国現地で北京ショーを見てきました。マツダブースは散々たるものでした。全く人がいない。たまたま場所が悪いとか時間帯が悪いではなく、両隣のローカルブランドは満員御礼。あまりの空気っぷりに衝撃を受けました。
    現場の混雑と売り上げは単純に比例するものではありませんが、事実としてはそのような状況でした。

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