DATSUN復活!

日産の新興国向けブランド『ダットサン』1号車のデザインスケッチと新しいエンブレムが公表された。ちなみに『DATSUN』のDATは「田」さんと「青山」さん「竹内」さんの頭文字に「作品は息子」ということでDATSONに。その後、SONは「損」だからやめたになり、カッコ良い「太陽」にしようとなった、いうのが公式見解。

ダットサンのWeb(TOPページのみ)


生DATSUNのDATは「ドリーム」(夢)。「アクセス」(移動)。「トラスト」(信頼)だという。ダットサンのエンブレムのテーマにである真ん丸の太
陽のイメージは少し扁平となった。カジュアルで悪くないと思う。下はデザインスケッチながら、Webで秒読みしている通り7月15日にニューデリーで実車
を公開するという。

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ンドに限らず、新興国や発展途上国では日米欧より低廉な実用車のニーズが増えると予想されている。今まで4輪車と言えばお金持ちの乗り物だったため、日米
欧と同等のクルマじゃなければダメだった。お金持ちのプライドの問題である。けれど今後バイクなどからのステップアップ組が大量に参入してくる。

となれば安全性や品質は現地の要
求レベルを満たせばいい。かといってそいつを日産のブランドで売るのはどうか、ということからダットサンになったワケ。今後、ホンダなども現地化した車種
をインドで出してくるだろうけれど、そのあたりはどうするのだろう? バイクで大きなシェアを持つからホンダのままだと読む。

ダットサン1号車は40万ルピーだと言われているが、まだ高いかもしれません。というのもマーチやホンダ・ブリオ、トヨタ・エティオス、VWポロなども40万ルピーでライバルが多すぎる。タタ・ナノの16万ルピーは無理としても、やっぱりマルチ・アルト800の24万ルピーあたりまで攻めないと妙味なし。


からこそホンダはブリオより低廉な新型車を開発している。ダットサンもインドで勝負しようとするなら、30万ルピーを切らなくちゃ。ここまで書いて考え
た。逆にライバルより一回り大きいボディで40万ルピーなら、違ったユーザー層を引っ張ってこられます。15日の実車発表を楽しみにしている。

・ECOカーアジアは「パイクスピーク情報続く

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2 Responses to “DATSUN復活!”

  1. オロネロ より:

    ダットサンというブランドは、日産より下の存在ですよね!?
    なのに、このデザインはマーチよりも良いじゃないですか!
    むしろ今のマーチこそ、ダットサンで売るべきでしょう。
    出来ればノートも。
    そうすれば、実質同じ車でもっと安く出来るのではないでしょうか?
    日産車として国内や先進国で売るなら、もっとデザインを頑張ってもらいたいものです。
    ・・・という以前に、
    日産車として、あまりに安っぽいのは
    「メーカーとしてのプライドは無いのですか?」と聞きたいぐらいです。
    ある意味、このブランドが復活してホッとします。

  2. 真鍋清 より:

    日産もVWグループやGMと並んで国際的に「マルチブランド戦略」を取るようになったか!?
    もしそうだとすると
    ①インフィニティ部門
    仮想敵=メルセデス/BMW/アウディ/ジャガー(本格的プレミアムブランド)
    ②日産ブランド
    仮想敵=オペル/VW/フォード/シボレー/ビュイック/フィアット/プジョー/ダッジ/クライスラー/トヨタ/ホンダ(量的にもっともボリュームゾーンとなるブランド)
    ③ダットサンブランド
    仮想敵=ラーダ(ロシア)/起亜(韓国)/チェリー(中国)/マルチスズキ(インド)/デーウ〜シュコダ廉価モデル(新興国戦略の為の激安ブランド:ルノー日産グループではルーマニアのダシアとも一部地域にてかち合う可能性あり)
    彼ゴーン氏の腹積もりはそんな所なのではないだろうか。
    事実、ダットサンは日本や欧州で常識になっている安全装備が省かれているという―横滑り防止装置からサイドエアバッグまで―が、シャーシーダイナミクスやブレーキ特性など基本的な一次安全性能はインドのタタ・ナノはもとよりロシア製ラーダや各種中国車を大幅にリードしていることが期待でき、「良識をバックボーンに持つ確信犯」(←何だか禅問答みたいですね!)と言えるのかも知れない。
    小生自身、そんな「新生ダットサン」を一度ルーマニア製ルノーロガンやらインド製スズキA-スターと乗り比べてみたいと願っている、いつか途上国を訪れた折に。
    コーナリングスピードなど我が11万km走行「化石ヴィッツ」よりも速かったりして、ともかく新興国のモータリゼーションから目を離せません!

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