2030年にトヨタ350万台。ホンダ170万台。日産135万台の電気自動車を売る! ロードマップは?

2050年のカーボンフリーに向け、各社電気自動車に注力し始めた。目標として設定している台数はトヨタだけ「トヨタ250万台。レクサス100万台」という明確な数字を出しており、ホンダと日産についていえば、両社がデータやコメントを出している情報から推測すると、2021年の販売台数のままだと仮定した場合、それぞれ170万台と135万台になります。けっこうな台数かと。

ちなみにホンダの本格的なスタートは2024年で、アメリカ市場についちゃGMと組み、中国が中華企業と組んで工場を立ち上げる。日産もルノーと組んでバッテリー調達やプラットフォームの共通化を行うという。興味深いの、2030年の目標達成にいたるロードマップです。トヨタでいうと350万台! これは皆さんイメージするよりとんでもなく凄い台数だ。

生産コスト(量産効果)を考えたら、1つの工場は24万台規模となる。トヨタでいえば、2023年から毎年工場1つ分を電気自動車にチェンシしていっても192万台。何と! 毎年40万台規模で転換していかないと350万台にならない。ホンダは実質的に2024年スタートになるから、毎年25万台規模。日産で20万台規模を電気自動車にしていくことになります。

当然ながら電気自動車はプラットフォームが違う。新しいプラットフォームに毎年切り換えて行くワケ。生産ラインの変更がどのくらい大変な正確な工数は不明ながら、大仕事だろうと容易に予想出来る。そして問題は作ったクルマを売らないといかんともしがたい。生産キャパだけ確保しても、リーフやMIRAIのように目標値を下回ってしまうと目標達成が遅れていく。

クルマの生産に合わせ、電池の調達だって必要だ。トヨタとホンダ、日産だけで2024年には85万台! 現在販売されている電池自動車の台数とほとんど変わらない。そして世界中の自動車メーカーが同じような目標を立てて動き始めている。電池作るには大量の電力を必要とするけれど、同時進行形で原油相場の高騰が進む。考えれば考えるほど「これはオオゴトです!」。

カーボンフリー、真剣勝負になります。

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