日本のベース電源は間違いなく地熱発電。穴を掘れば日本全国で地熱発電出来る!

本日は休日のためジジイの戯れ言です。私は無害化出来ないゴミは作るな、という信念を持っているため原発だの核融合だのに頼る気無し。じゃカーボンフリーの電力をどうするんだ、とよく聞かれる。答えは「原発に変わるベース電源は地熱しか無い」と思ってます。皆さん「地温勾配」というのを御存知だと思う。標高上がって行くと100m毎に0.6度下がって行く。

同じように地下を掘り進むとドンドン温度が上がっていく。これを地温勾配と言うのだけれど、通常だと1000mあたり30度。東京に穴掘っても、6000m掘れば200度くらいになって地熱発電可能な温度になる。幸い我が国は火山王国のため、少し掘っただけでドンドン地熱は上がって行く地域も少なくない。下の図は北海道の地熱勾配。青いブブンが世界標準。赤になると浅くても高温だ。

表/地熱学会誌

言うまでも無く火山の多い地域と重なる。赤い地域だと1000m掘れば地熱発電可能な温度になるそうな。原発くらいの巨額投資をする覚悟を決めたなら、赤いブブンに大きな穴を掘って地熱発電することなど簡単にできちゃう。核融合や原発よりずっと確実で安全。1000m以上の深さだと温泉とも全く関連性無し。そいつにブレーキを掛けているのが原発利権だ。

原発の誘致、面白いくらい儲かったという。原発のある場所に行くと、何から何までピッカピカ。「都会のために原発を作ってやった」という人を見ると「お願いですからどうか断ってください!」と思う。地元が許さなければ原発など作れないですから。原発作れなかったら他のエネルギーを考えるワな。これから再稼働しようてしてる原発もあるだろうが「ぜひとも断ってください!」です。

とにかく地熱だ! 北海道と九州は地熱発電のポテンシャルが極めて高い。本格的に開発すると、北海道と九州は相当の収益を得られると思う。総合的に考えたら原発利権どころじゃないレベル。しかもクリーンだし。2050年のカーボンフリーに向け、ぜひとも地熱発電をベース電源にして欲しいと思う。余った電力は電気分解で水素を作り、様々な用途にしたらいい。

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