BYDのATTO3に乗ったら「日本やばいぞ! 世界で戦えるか?」と心底不安になった
BYDのATTO3に試乗した。結論から書くと「こりゃヤバイね!」だ。もちろん日本で簡単に売れるとは思えない。ただ海外市場でこんなクルマと真正面から勝負したら、相当厳しい戦いになるだろう。例えば東南アジア市場。BYDはタイに15万台規模の工場を建設中で2024年に稼働する。そこで生産するのは電気自動車、当然ながらATTO3も作ると思う。
現時点でATTO3に勝てる日本の電気自動車があるかといえば「無い」。強いて言えばARIYAくらいかもしれないけれど、価格競争力で勝負にならない。そもそもARIYAをタイで作る計画ないため、土俵にも登れないです。おそらく東南アジア市場の電気自動車についちゃ戦うことなく敗れる。欧米は中国との関係がビミョウながら、工場進出したら受け入れざるを得まい。
そもそもクルマのデキが良い! ボディサイズは全長4455mm×全幅1875mmでCセグとDセグの中間くらい。少しばかりポルシェに似ているデザインながら、積極的に「カッコいいね!」したい。今回試乗したモデルは塗装品質も素晴らしい! 下の写真、少し大きなサイズでリンクしておくので、PCで御覧の方は写真をクリックしてみてください。
インテリアはDセグ並みで、全てソフトパッド。しかも動画で紹介する通り凝った仕上げになっている。リアハッチは電動開閉式。居住空間やラゲッジスペースも広く、ピンで使ったって不満なし! 驚くのが乗り心地の良さで、どんな基準を持ってしても全ての日本車は勝てない。直進安定性やブレーキのタッチなど技術力が必要な分野までキッチリ仕上がっていた。
何より驚いたのが回生制動時のエネルギー量。メーターパネルに表示されるのだけれど最大89kW(121馬力)も電池に戻せている! おそらくリン酸鉄リチウム電池の受け入れ性能が高いんだと思う。普通にブレーキ踏むくらいなら100%回生出来てしまいそう。実際、それほど気を使って運転しなかったのに、エアコン付けた状況で7km/kWhも走った!
逆に最高出力は150kW(204馬力)ということながら、制限速度内でアクセル全開しても140kW(190馬力)くらいまでしか表示されず。もう少し高い速度域じゃないと出ない? また電気自動車の駆動系精度をチェックすべくアクセルのオンオフをしてみたら、bZ4Xは凌ぐけれどARIYAに届かず。アイオニック5にも少し届かない。ただイヤなレスポンス遅れじゃありません。
タイヤは中華ブランドか100歩譲って中国企業になったピレリあたりかと思いきや、優れたバランス持つコンチネンタルのエココンタクトでDセグに近い235/50R18サイズ。ハンドリングも重いバッテリーを車体中央の下側に搭載しているため、素直で気持ち良く曲がってくれる。電気自動車、基本的にコーナリングはガソリン車を大きく凌ぐ。性能使い切れないです。
インテリアは懐かしい感じ。電気式セレクトレバーばがら飛行機のようなTバータイプになっている。スイッチ類を極力減らしたテスラと違い、ガソリン車と同じくらい直接操作できるスイッチを持つ。ダッシュボード真ん中にある大型液晶、動画で紹介した通り、ボタン1つで横にも縦にもなる。これで耐久性(電池寿命は下を見て120万km)や信頼性があればタイしたもんだ。
航続距離は450km程度。急速充電時にバッテリーを冷やす機能を持っているため、何度も繰り返せるという。とはいえ今のバージョンだとチャデモに対応出来ていない。正規導入したら試してみたいと思う。また、大きな課題となりそうなのがホスピタリティ。広報、全く未経験の新人で対応が全く軽い。まだ命を預ける道具という概念は持てていないように感じた。
販売部門はどういった姿勢か不明ながら、テスラのようにならないことを願う。お時間あれば上の動画も御覧下さい。
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BYDも変わったもんだ。
昔のBYDのイメージといえば、
外見はカローラの丸パクリ。
エンジンは大昔の三菱の骨董エンジン。
ATはアイシンの3速AT。
中国のメーカーの中国人のための車でしたね。
ここまで進化してきているとは。
>エアコン付けた状況で7km/kWhも走った!
先日試乗したサクラが7.2km/kwでした。
ボディの大きさ考えればものすごく低電費ですね。
まあ日本では売れないでしょうけど。
いやはやいやはや・・。
日本人も、心の間口広げて国産一辺倒ではいけませんなァ。
だって、性能もなんも安くなくては今の日本貧しくて電気自動車なんて買えませんもん。
それに、トヨタにしたって・・。
ガソリンもHVもEVもPHVも燃料電池も全部やるって言ってますけど・・。
EVは、レクサス主体だし、PHVもハリアーやRAV4みたいに、モデル絞ってきてますから・・。
トヨタでさえ、全方向にオールマイティーなんて夢のまた夢!?。
だから、EV主体でやってくるメーカーには苦戦するのは必定でしょう。なんちゃって・・。
評論家気取りで書き込む野次馬です。
とどのつまりは・・。
日本におけるEVの立ち位置というのは、レクサス&トヨタの高級車種に代表されるモデルと・・。
サクラに代表される(補助金頼みの?)安価なちょい乗り便利カーのカテゴリーに2分されるんでしょうねェ。
日本だと、インフラの問題があって難しいが東南アジアの電力事情は如何ですかね。
やばいやばいとは思っていました。
主に音響関係で。
沼に嵌まらない程度に少し勉強してとりあえずSMSLのユニット(D/Aコンバーター+パワーアンプ)を5~6万くらいで組んで、一応ハイレゾまで再生可能なスピーカーに接続。
PCとはUSBで繋がってるだけ。
特にワイヤリングを工夫したとか電源ガー!!とかそんなことやってないけれど、ツルツルのゆで卵を剥いたようないい音。
そりゃそうだ、いい音の基準だったCD音質の何倍も緻密な音鳴らしているのですから。
クセがないので味気ないっちゃ味気ないけれど、そりゃワインでいう「個性」の範囲。
質感は完全に届いてしまっています。
何ならオペアンプを交換して好みの音味を探して…沼ですわ。
今までこういう音を鳴らすメインユニットなら多分200万くらいしたと思います。
中国共産党の動向は読めませんが、中国の工業力は一流といえます。
BYD乗ってみたいですね。
親方!初投稿失礼します、ベストカーガイドで記事書いてた頃、WEBも始めたころから拝見してます、5ALAまだ飲んでsます、調子いいです
前置き長くなりました、BYD売れるか?ですが、そこそこは売れるのでは・・しかし最後はトヨタの後出しじゃんけん商法が世界を取ると思います。BYDと同レベルのものならすぐ作れるでしょう、それをトヨタブランド、販売サービス網で売れば負けないと思います
アジアで売ったカブの子ーピーみたいなバイクみたいな結末ではないかと・・ 失礼しました 元気で頑張ってください~~~