CX-60、欧州仕様は直列6気筒無し! 4気筒+モーターという高価なPHVになります

欧州で販売するCX-60のアウトラインが何となく解ってきました。マツダのラージ商品群と言えば直列6気筒エンジンを搭載する後輪駆動車というイメージながら、そんなパワーユニットじゃCAFEなんかクリア出来ない。ということで欧州仕様についちゃ6気筒無し! 4気筒2500ccの電動化車両しかありません。驚くなかれBMW X3に肉薄する価格とか。

欧州に於けるマツダのポジションといえば、どちらかといえばオペルやフォードと同じ顧客層。アウディやBMWと明らかに違う。「質実剛健」とか「コストパフォーマンス重視」と言い換えてもよかろう。本来なら価格だってオペルやフォード、プジョー、ルノー、フィアットあたり同等。それがイッキにプレミアムセグメントの価格にするってんだからチャレンジャーだ。

100歩譲って腰が抜けるくらいカコ良ければチャンスある。ティザーで出したフロントデザイン、良い部分だけ切り取った。全体見ると下の写真です。6気筒用に作った長いフロントノーズと、全長を抑えるため小さくまとめたリアとのバランスが極めて悪い。マツダあrしくない。ライバル車を上げるなら、BMW X3とかボルボXC60だ。地元の利を持つ欧州勢と戦えるか?

どうやら少なからぬマツダ社員は「ラージなんか売れるのかな?」と不安らしい。ディーラーなどから漏れてくる日本仕様の価格って、6気筒車は500万円を軽く超えるようだ。それでもブラックサタンは売れると自信満々とか。そうこうしているウチ、CX-3などは海外工場で生産するとアナウンスした。CX-3、海外工場で生産したら日本の工場より確実にコスト高になる。

SUVは前後のバランスが大切

マツダの戦略、いわゆる「わけわかめ」です(笑)。欧州でプレミアムセグメントと同じ価格のクルマを出し、日本は安い価格帯のクルマからミドル/ラージクラスのクルマを売る。アメリカについちゃラージ商品群売れないとマツダ全体が沈む。本当に勝負出来ると考えているのなら、め で た い です! 来年の今頃のマツダ、相当追い込まれているんじゃなかろうか。

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