GT-R、騒音規制の強化で2021年秋に絶版か?
2021年秋から施行される騒音規制は、皆さん考えているよりずっと厳しいと昨年紹介した。下の記事を参照していただければ、と思う。この規制で最も厳しいのは「既存の車種も対象になっている」ということ。すでに販売されているクルマであっても、現在のハイブリッド車くらいの騒音レベルであるフェーズ3を達成しなければ販売出来なくなるのだった。厳しい。
自動車メーカーも様々な対応策を練っているようだけれど、今のところ高性能エンジンから出る音圧エネルギーもハイグリップタイヤのノイズも解決策を見いだせていないようだ(フェラーリとランボルギーニはOKというから面白い)。ということで、相当の確率でエンジンだけで走る高性能車はあと2年で買えなくなってしまうと考えてよさそうだ。
我が国だと絶版になりそうな筆頭候補がGT-R。こらウソ偽りありません。GT-Rの開発責任者である田村さんも「今のままだと相当の確率で厳しいと思います。2021年秋以降はエンジンだけで走る日本製高性能車は無くなると覚悟しています」という。そんなタイミングで2020年モデルを出した。絶版が確実になれば--というかエンジン車なくなれば欲しがる人は多い?
といってもGT-Rのようなクルマだと生産台数が限られてしまう。おそらく2020年の早い段階で2021年秋までに納車出来る分のバックオーダーは埋まってしまうだろう。レクサスRC-Fも同じこと。GT-Rに勝るとも劣らない走行音を出す。フェーズ3をくぐり抜けられるとはとうてい思えないです。これまた生産台数に限りあるため、早い時期に受注終了すること確実だ。
ということで新車で買えるカウントダウンが始まった。GT-Rなどは人気や知名度の割に生産台数が限られているため、今後値落ちもしないだろう、というよりプレミアム付く可能性高くなってます。帰国したら2020年モデルに試乗してみたいと思う。上がりのクルマとしてオーダーしておくのも手か? 年金よりずっと確実な資産になるかもしれません(笑)。
<おすすめ記事>