RAV4 PHVの価格と性能、電気自動車業界に衝撃を与える! テスラはトヨタにケンカ売りましたから  

電気自動車で出遅れていると大手メディアにさんざん叩かれたトヨタが、何とバッテリーを18,1kWhも搭載しているRAV4 PHVを出す。このクルマ、すでにアメリカじゃ爆発的なヒット車になると言われてる。なぜか? 激しく安いからだ! アメリカでRAV4 PHVを買うと7500ドルの補助金が出るため、実質的に3万ドルスタートになる。アメリカ人からすれば300万円です。

この価格、カムリやアコードの売れ筋モデル(少し上級グレード)と同等。普通のクルマからすれば、メチャクチャ燃費いいし、通勤時にガラガラのカープールレーンも走れちゃう。そして圧倒的に速い! また、速さをセールスポイントにしている電気自動車と比べたら、圧倒的にお買い得価格だしガソリン入れればドコまでも行けちゃう。売れない理由無し!

ここからが本題。トヨタ、本格的に電気自動車の半分程度のリチウム電池を搭載するクルマを何台売る計画なんだろう? 戦略的な価格からすれば「とりあえず出してみました」じゃなく、ホンキで売っていこうという意思を感じる。仮に日米合わせて月販6千台とすれば、電気自動車3千台分の電池を生産するという意味と同じ。こんなに大量の電池、作れるのだろうか?

トヨタのことだから作れるのだろう。未だ正式な発表無いが、今までのトヨタの発表などから想定すると、おそらくパナソニック製だと予想する。パナソニック、勝負に出ましたね! 調子に乗った挙げ句、テスラにさんざん振り舞わされたパナソニックながら、ついに腰を据えたに違いない。しかもRAV4 PHVの価格設定からすれば、中華や韓国電池と真正面から勝負出来そう。

日本規格の電池、日産を見れば解る通りトラブル皆無! 多数の炎上事故を起こしている中華電池と安全レベルが圧倒的に違う。レベルの高い電池を低コストで作れるのなら、PHVだけじゃなく電気自動車だって余裕で作れることになります。トヨタ、テスラに代表される電気自動車メーカーと真正面で戦えるクルマ作りが出来る! 日本勢で追いつけるのは日産くらいか?

ここまで読んで鋭い人は「なるほど!」と思ったことだろう。普通、従来のパワーユニットを中心に売っている状況から電気自動車化する際、大きなリスクを背負わないとならない。気合い入れて開発したのに売れなかったら赤字を喰らう! だから電気自動車の参入はハードル高い。トヨタの戦略なら常時無理な投資をせず、しかもいつ電動化に舵を切ってもコストで勝負出来る。

ホンダやマツダのように突如中途半端な性能の電気自動車を出しても売るのは難しいです。

 

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