ついに中華リチウム電池搭載の電気自動車が日本に入ってくる!

中国のブリリアンスモータース(華晨汽車)といえば三菱自動車のエンジンを搭載する”少しだけパクりカー”のメーカーだった。やがてBMWと提携。今年から『iX3』というBMW X3の電気自動車の生産を開始している。驚くべきことにブリリアンスモーターの瀋陽工場で生産したiX3を世界に向けて輸出するという! おそらく来年日本に入ってくるiX3、瀋陽工場製だと思う。

こんなクルマ作ってたメーカーです

ちなみにiX3は74kWhのリチウム電池を搭載し286馬力のモーターで走らせるハイパフォーマンスモデル。下をクリックすれば解る通り、WLTPで航続距離460km! 日本WLTPで458kmのリーフe+が385kmというシビアな基準だということを考えれば立派なスペックである。使われている電池、瀋陽にあるブリリアンスとBMWの合弁企業の工場で作ったものです。

iX3の詳細スペック

この電池が日本に入ってくるようなら、白いナンバー付く電気自動車用の中華リチウム電池は日本の基準をクリアしたということになる。となると日本車に搭載されている中華電池もOKということになるだろう。先日紹介したM-NVはホンダと提携している『東風汽車』ブランドながら、中身ヴェゼル。日本仕様のヴェゼルに中国CATLのリチウムを搭載することだって出来るようになる。

電気自動車はトヨタと組まない

安全性の高いリチウム鉄電池なら何の問題も無し! まぁ目の前にある大チャンスを実行するかどうかはホンダの場合、No2次第か。ホンダeのような流用性や発展性の無いプラットフォームを作るんだったら、ヴェゼルベースの世界に通用する電気自動車を作った方がずっとリーズナブルだったのに。ホンダeにはクルマ丸々1台分の開発コスト掛かってる。超々ムダ使いだと思う。

ホンダのOBによれば「経営が厳しくなるとタヌキが出てきて救う」という。90年代、三菱に買収されるという話すら出たが、有沢さんというタヌキの煙に巻かれた川本さんがピープルムーバーを出す。続いて松本さんというタヌキ体型の人がフィットでホームラン。N-BOXの成功も松本さんの功績だ。今のホンダはアメリカと中国で業績良いからタヌキの出番なし?

iX3、日本での価格は相当高いだろうから売れないだろう。電気自動車のゲームチェンジャーは、同じ程度の性能持つガソリンより安価なモデルになると思う。「エネルギーコストを考えたら安い」程度だと売れ行きは伸ばすだろうがゲームチェンジにならない。私の予想だと早くて2023年。遅くとも2025年までには「うわっ!」って大波がやってくると考えます。

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