トヨタ初となる”やる気100%”の電気自動車bZ4X。止まっているの見ただけで気合い感じます

トヨタ初の真剣モード電気自動車bZ4Xの実車を見て来た。車格としちゃ日産ARIYAとガチ! いや、ARIYAより少しだけ長い。今までプラットフォームはCセグベースと言われていたけれど、驚いたことにRAV4やハリヤーなどと同じDセグのプラットフォームをベースにしてると判明。リアシートに座ってみたら正しくDセグ。ラゲッジスペースだって広く実用性あり。

さらに驚いたのが空力。フロントバンパーのタイヤ前はレーシングカーのようなスロットが空いており、空気を流す(しかも流路にボルテックスジェレーターが付く!)。リアエンドは左右に長い”ひさし”が出ており、リーフから剥離する気流のコントロールをしている。さらにテールエンドにダブルのウイングが付いており、これまた市販じゃ見たこと無い処理。

こりゃ相当に空力頑張ったと思う。また「開発の主体はどちらですか?」と聞いたら「スバルとの共同開発です」。どうやらアウトラインはスバルながら、開発の拠点はトヨタ。スバルの技術者が少なからぬ数、トヨタのゲストエンジニアになって文字通り共同開発したそうな。おそらく日本だけでなく世界の自動車メーカーでも初めての開発形態だと思う。

トヨタとスバルの優れた部分が1台のクルマに盛り込まれたら、そら興味深い。これがモリゾウさんの言う「みんなで」の第一弾かもしれません。いろんな意味で相当期待していいんじゃなかろうか。興味深い話をいくつか聞いたので、機会あったら紹介していきたいと思う。価格は機密とのこと。私が違うルートから仕入れた情報だとARIYAの少ないバッテリー積んだモデルとガチらしい。

その前にBOTYの試乗会で世界4艇しか作らなかったレクサスヨットLY650に試乗してきました。オプション込み6億円。ホンダジェットとほぼ同じ価格だと思っていい。シートライアル(クルマで言う試乗)もしてみたが、1000馬力×2基を全開したら35ノットと速い! 秒単位で働き、たくさん税金を払っているお金持ちなら、このくらいは自分に御褒美として買ったらいいと思う。

写真/吉田由美さん

それにしてもBOTYの試乗会は遊んでいるようにしか見えないのが悔しい。本日は山崎海師匠を始め、テリー伊藤さんや、「リング」や「らせん」を書いた小説家の鈴木さん、吉田由美さん、佐藤久美さんなどと同舟。とうてい業務にゃ見えませんがな。まぁクルマの試乗会も皆さんから見たら遊んでいるようにしか見えないかと。ずいぶん辛い仕事を選んだもんです。

<おすすめ記事>

コメントを残す

このページの先頭へ