バイト君卒業

夕方まで原稿。終了後、麻布台に移動しラジオ日本の収録。毎週土曜日21時からの放送ですから、ラジオの前にいる方はぜひ聞いてくださいまし。自分で言うのも何だけど、けっこう情報量多いです。ラジオ日本もインターネットで聞けるようになるといいのに。今晩はリーフを紹介します。

終了後、上智の学生さんが最後のバイトなので、うなぎ屋終了後、飲みに行く。彼は4月から入国管理局に入る。海外に出るときや帰ってきたときに空港でパスポート見せる人達です。今までサービス業的なバイトの経験無し。その上で典型的な役人気質だからして、まぁ気が回らないの何の!

何度「そんな精神じゃ民間企業は絶対無理だぞ!」と言ったことか。本人も認識しているから役所に勤めることにしたのだろう。ただ全てを取り去った中身の人間としては上物である。気難しい板前さんや、ウチのヨメも最初は否定的だったのに、最後は「いいヤツだ」になってましたから。

そんなこんなで、いろんな話をすると突っかかってくるから面白い。若者の常で、自分の周囲で起きたことで物事を評価する。中国の話なんか「友達が3人もいるので中国については詳しい」だと。私も18歳くらいまではこんなタイプだった気がします。ウチのムスメやムスコもそうだった。

なかでも興味深かったのは「日本政府は絶対破綻なんかしない。年金だって何とかなる」と信じきっていること。この手の反応、私のWebで書いても「そんなことない」とコメントしてくる人がいる。アリといういうことをキリギリスは聞かないってことです。信じる信じないは勝手なので無視しますが‥‥。

というかどうしてそこまで「国」を信じられるのか解らない。超楽観的だし。若者でも理解するヤツは理解する。大人でも国の破綻を理解できないウチのヨメみたいなものもいます。このあたりは歴史観や人生観や育った環境によって変わってくるんだろう。繰り返しになるが、破綻説を信じないのも勝手です。

いずれにしろ弱いモノいじめをしない入国管理官になって欲しい。遠くない将来、大量の外国人労働者を受け入れないと立ちゆかなくなると思います。そしたら入管も大忙し。数少ない「頑張れる役所」になるかと。

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1 Responses to “バイト君卒業”

  1. もん より:

    中国の不動産バブルは末期ですね・・・
    そもそも「共産主義」は貧富の差が拡大しすぎた反動から生まれ、万民の平等をうたっていたはずなのに、改革開放からほんの20年ちょっとで資本主義日本を遥かに越えて貧富の差が拡大するのだから皮肉としかいいようがない。
    日本より先に中国が破綻し、日本の国の破綻はその煽りを食って・・・のような気がしてなりません。

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