ホンダ。レーザー発光部を見て「センサーはカメラです!」と言い切った人が偉くなっていく(21日)
日大の内田前監督(近々容疑者か?)が関西学院大学をカンサイ大学と連呼している際、日大の関係者も居た。なぜ「カンセイです」とその場で訂正しないのだろう、と考えていたら「そういえば同じようなコトがありましたね!」。ホンダのチーフエンジニア(LPLと呼ばれる)と開発担当者の関係を思い出した次第。ある新型車の試乗会に行った際、LPLと自動ブレーキの話に。
私は「レーザーですか?」と問うたら「カメラです」。4年前のことです。う~ん。ホンダのカメラ式なんてあったっけ? 周囲の人達はナニも言わない。それじゃ実車を見に行きましょう、とクルマの前に。フロントガラス上部にレーザーセンサー付いてます。するとLPLは「これがカメラです」。どう見たってレーザーの発光部と受信部。カメラに見えないこともないですけど‥‥。
右がレーザー(下で発光。上で受光)。左はカメラ。全然違う
驚くべきことにこの場に7~8人の開発担当者がおり、明らかに知っている担当者も黙ってる。「レーザーですね」と言うとLPLはカメラだと言い張るのだった。辛抱たまらず「レーザーです」と発言したのは開発チームでなく広報。ワイガヤに代表される、上下関係無く自由闊達に論議出来るホンダじゃなくなったことを認識しました。今やさらに強大な権力を持っていることだろう。
閑話休題。私は損な役回りだと諦めている。先日「最近F1やWRCのニュースを書きませんね」と言われた。その通りです。F1もWRCも上手くいってないときは、当事者筋から「ここがダメなんです」情報が入ってくる。「現状を書いて欲しい」「この人に会わせて欲しい」とかという話も。その度に時間取って一生懸命話を聞き、良い方向に流れるよう精一杯お手伝いするのだった。
けれど上手く回り出したらむしろジャマになるのだろう。全く情報入ってこなくなります。調子良くなると何でも言うこと聞く人達がいくらでも出てきますから。もう20年以上そんな役回りだったりして。逆説的にF1もWRCも順調になったということ。自動車ギョウカイ的に良いことなので諦めます。ただ記事を書くほどの情報入ってこなくなるため疎遠になるのみ。少し悲しい。
それよりガックリ来たのはJCOMの人が回線の問題でウチに来て30分くらい作業。帰りがけに「私もクルマ大好きなんです。180SXに乗ってます。ご主人様はドライバーさんですか?」。ウチは敷地内に入った途端、普通じゃない。家の中や事務所なんかクルマ関係の物品だらけ。しかもJCOMの彼は私の名前も見ている。こないだの買い取り業者に続き激しい2タコでございます。
アカンな! 完全にアカン! 26歳で180SXのマニュアルに乗ってるようなクルマ好きからすら知られていないという現実に打ちのめされます。さすがにウチのヨメさんも「エラそうにしてるけどあんたダメね~!」と腹抱えて笑ってる。こら全く影響力など無いってことだと認識す。かくなる上は遠慮しないで思い切り好きなことを書いた方がいいのかもしれません。
<おすすめ記事>