成田山がんばれ

京都で陸前高田のお護摩を送り火にする件、右往左往した結果、結局「受けない」ということになった。表皮からセシウムが検出されたからダメだという。子供でも解るようにお護摩は白木しか使わず、そのブブンのセシウムがどうだったか不明。京都大学の教授曰く「結局受ける気がないんですよ」。

そしたら成田山で受けるという。おそらく成田山にも「セシウムが撒き散らかされるのでやめろ!」という苦情が殺到することだろう。これをどう受けるか? 京都のようなブザマな結論にならないことを期待したい。「やめます」ということになったら、成田山に一生行かない。飄々とたきあげたら、お参りに行きます。

北海道の食べ物の件、日高在住の『最後のアミーゴ』さんからコメント頂いた。その通りで観光地の水産物&野菜はボッタクリに近いと思う。今回も安くて美味しかったのは新冠のコープの店頭で高校生が売っていたトウモロコシと夕張の近くで売っていた4分の1で300円のメロン。この二つ、超ウマかったっす。

また、千歳も札幌も地元のお客がメインの居酒屋は美味しい。旭川の『串あげ太郎』や『エスプリムートン』も観光客相手じゃありません。ラーメンなんか東京の方が美味しい店の数は多いと思う。寿司だって小樽より東京の方がずっとレベル高く、同じ味なら東京の方が安い。だから食通はガッカリする。

ちなみにガイドブックに出ている店の大半はお金を払ってます。うなぎ屋修行を始めてからハッキリ認識したけれど、ガイドブックやネット媒体からの営業が多いの何の! だから宣伝上手な店ほど露出するし、ネット検索で上位に入ってくる。ジャーナリズムなど期待しちゃいけないのだろう。

阿嘉島の『パーラーみやま』をネットで検索したら、行くのは「怖いモノ見たさ」の変人だけだ。ここの親父は確かに愛想悪いけれど、それなりの常識を持った人が2〜3回通えば居心地良い。ここで海を見ながらつべたい生ビール飲まなかったら(かき氷でもいい)、阿嘉島の良さは半分しか味わえないほど気分良い。

中野のうなぎ屋も評価厳しい。最も叔母がやっていた時は私も知人から「実家はうなぎ屋なの? 食べに行こうかな」と言われたら、「行かない方がいい」と答えてました。パーラーみやまの親父よりさらに気に入られるのは難しかったです。有用な情報を見つけるのが難しい時代になりました。

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4 Responses to “成田山がんばれ”

  1. アミーゴ5号 より:

    そういえば、北海道には10回以上行っていますが、自分自身、いまだに時計台やクマ牧場を観光していない、穴場大好きの観光変人でした。
    ( 」´0`)」
    飲食店に限らす、クルマ造りも仕事も何でも、強い使命感がないと安くて良いものは提供できない時代なのかもしれません。

  2. applefanjp より:

    成田山、がんばってほしいですね。
    放射性物質さわぎ。
    もう、なんだかなって思います。
    テレビ、新聞、ネット・・・
    情報を確かめる目
    情報活用能力っていいましょうか、その力が問われています。
    でも、今のデジタルネイティブ世代は
    そんなことわかっているって言うかもしれませんね。

  3. POW より:

    “ネットに情報はたくさんあるけど、
    自分で動いてやってみるのがやっぱり一番
    経験になるし勉強できる”
    こちらのHPを見ていて強く思います。
    ・・・そういう気持ちを思い出し
    昨日、秋田の国道7号沿いのラーメン屋さんに
    「エイやっ」と入ったら、激ウマでした〜
    (*^^)v

  4. M2 より:

    中国駐在のM2です。
    先週日本+東京にいく用事があったので8/12のお昼にうなぎや寄らせていただきました。
    本当においしく満足でした。
    久しぶりに「ご馳走様、おいしかったよ」といった気がします。
    バイト君も愛想いいし、なぜネットの評判低いのか、よくわかりません。店構えなどあるのかもしれませんが個人的には庶民的で好きな感じだし、まずはうなぎのおいしさ、だと私は思いますので。
    今後、人の情報を聞いてわかったつもりになるのではなく、自分で経験、体験して自分の糧にしていくことが本当に大事になっていくのだろうな、という感じがします。
    そうそう、北海道ですが全国的なチェーン店居酒屋も結構狙い目です。仕入れルートが違うのか魚介類系が関西とは全然味が違うのに驚いた経験あります。

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