野望その2達成!
今日は連休で自宅に戻ってきている近所の松本さんと、以前から話をしていた「オヤジの野望シリーズ」の一つをやっつけることになった。作戦会議の結果「東京湾を完全に抜け、もはや相模湾の入り口である三浦三崎に行こう。んでマグロ腹一杯食べた後、千葉県の富浦までトローリングだ」となった次第。
天気予報では微風という絶好の状況だったものの、マリーナを出発するや弱くない南風。凪ぎどころじゃなく、今までの22フィートならアクセルコントロール必要なくらいチョッピーな波である。今にして思えば予報大ハズレの前兆だったのね。それでも行きはヨイヨイってヤツで、風の塔を45分で通過。
アクアラインの換気口です
中ノ瀬航路の東側を通り、第一海保をかすめ、浦賀水道航路が終わったあたりで三浦半島側に横断。この間、ずっと2600回転/21ノット。久里浜沖を通過し、剣崎を交わし、定置網だらけの海域をかわし、何とピッタリ2時間で三浦三崎入港! 前回の保田もそうだったが、案外簡単に着いてしまった。
夢の島から約70km(38海里)。城ヶ島大橋(これ、帰りに撮ったもの)
三浦三崎には『うらり』という着岸施設があり(有料駐車場みたいなもの。2500円)、横付けすると”もやい”を取ってくれる。なぜか晴れがましい気持ちで上陸。『まるいち』なる「店頭でサカナを選び料理して貰う」店へ。見るからにうまそうなアジと、マグロのほほを御指名。イカ釣り仲間でもある高山さんは「アオリイカを!」。
普通に釣れるモンだからアオリイカの相場を知らない。超うまい大型のアジ600円。絶品だったマグロのほほ500円。マグロもたっぷりで安価。なのになのに! アオリイカ、600gくらいの小型サイズ(私ら、1kg以上じゃないと釣っても自慢にゃならん)にもかかわらず、3200円! 高級イカなのだ。でも素晴らしくンまいですが。
見たこともない縞舌平目、次回食べてみたい
この店、三浦三崎のイチオシです。休日は待ち覚悟という名物店ながら、店員の愛想も良い。大満足ジジイになって うらり に戻り、次なる目的地、房総半島は富浦を目差し出航! ただ先程と違い南風が強い! 外洋に出て大丈夫か? するとどうよ! イヤな予感的中ざんす!
うらりの岸壁。連休は大混雑必至
外洋から次々と波が押し寄せ、すでに白波まで立ち始めている。とりあえず富浦に進路を取るも、真横からの波。5分くらい進むと、どんどん波は高くなっていく。ヨット乗りである松本さんも「これは厳しいですね!」。ビビリ基調であるオヤジチームの決断は早い。「富浦は欲張りすぎ」。
進路を東京湾の入り口である観音崎に変針しようとしたが、すると真後ろからの波になってしまう。すでに危険な波高のため(前下がりになると船首が海中に突っみ、直後に後ろから波に襲われる)、ナナメに受けるようルートを取る。されどポーナム26は期待以上にタフだ。揺れながらも20ノット弱をキープ。
観音崎を通過すると白波は無くなり(荒れている海域で写真取る余裕ありませんでした)、普通の悪条件に。途中、風の塔と東京灯標でシーバスを狙うも、コンディション悪くダメ。魚探入れて見たがサカナいません。まぁ今日は野望達成ということで帰港。146km(80海里)という26フィートのフネとしちゃ小さな冒険でありました。
次は片道110km(60海里)の大島だぁ!
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先生の船の記事大変楽しく拝見させていただいています。東京湾の色々な風景から 私のような船について右もわからなければ左もわからない人間には非常に楽しい記事です。 是非今後も色々な体験を載せて下さい。先日のジェットスキーの記事なんか先生らしく全開走行楽しいそうで見ている私にも楽しくなりました。 またジェットスキーを乗られる際はUPしていただけますか?お身体はご自愛してくださいね。