13日にトヨタWRCのドライバー発表です(12日)
フィンランドのヘルシンキで行われるトヨタWRCの参戦発表会が行われ、翌日はフランスのトゥールーズで最新スペックの参戦車両を公開テストするというので、まずヘルシンキへ。成田からの直行便を予定していたけれど、取材の都合で「一番遅く出発する便」の12時30分発のスカンジナビア航空A340-300。コペンハーゲンからヘルシンキなら1時間です。
今シーズンはヨーロッパも周期的に寒波がやってきているらしい。幸い到着時ヘルシンキの最低気温はマイナス3度。加えて防寒無敵のイージスを持ってきた。ヨーロッパの人から見たら、まさか上下で6800円とは思うまい! といっても空港からホテルまでタクシーで直行し、到着は20時ということもあり外に出ることもないため明日まで寒さと勝負しないです。
この時期のヘルシンキは日の出が9時17分で日の入りは15時11分。朝は9時なのに暗く、夕方15時過ぎたら暗くなるということであります。なんだか悲しくてツマらんです。ただ北極圏じゃないから白夜もなく(日が昇らない日も無い)、オーロラは基本的に見えない。オーロラ見物で有名なのは自動車メーカーのウインターテストなど行われる北極圏のロバニエミですね。
フィンランドはムーミンとサンタクロースでも有名。ムーミンは日本だと『トロール』と呼ばれる妖精になっている。妖精と表記すれば可愛い感じになるけれど、現地でトロールと言えば化け物。森に棲む化け物の物語なのだった。それじゃ子供の夢にならないため、妖精にしたワケ。空港では可愛い方のムーミングッズをたっくさん売ってます。ユーロ安のためお買い得。
はたまた前出のロバニエミにサンタクロースの村がある。そこからトナカイに乗って宅配することになってる。近年、北極海の氷が溶けているため、アメリカ方面へは空を飛ぶ設定になっているらしい。ノーラッド(ミサイルなど探知するアメリカ宇宙防衛司令部)など毎年サンタクロースを載せたソリの位置を公表している。すでにフィンランドを出発し、北極上空か?
スカンジナビア航空984便はトランスポンダー(敵味方信号)を搭載していないサンタクロースのソリと衝突しないよう、ノーラッドの情報を頼りに思い切り高度を取って飛んでいた--この時期、クリスチャンはそんな話で盛り上がっているのでございますね。大半の人たちは頭の中でジングルベルを鳴らしたトナカイが走り回っているらしく、仕事にならない。
さてさて! 来シーズンのモンテカルロでWRCに復帰するトヨタのドライバーは誰になるのか? 明日の参戦体制発表が楽しみ。私の希望は前から言ってた通り暴れん坊将軍のラトバラ(人柄は暴れん坊ではありません)。3台体制になったらミケルセンを加えて欲しい。13日の夜遅くにはヘルシンキからの速報をお届けできると思います。
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