コドモを乗せて海へ

毎年開催されている『こどもの日ボランティア』の船長さんになるべく、早起きして夢の島マリーナへ。久々にフネを出すので、点検と洗車ならぬ洗艇。ほぼ2ヶ月ぶりながら、エンジン快調! 今回はマリーナの近所の避難所に居る福島県の子供達30人を含め、160人が集まりました。

私のフネの小さいゲストは小学校1年生が2人。2年生1人。先生2人の5人。先生曰く「腕白盛りの男の子とあって、2時間大人しくフネに乗っているかどうか不安です」。まぁ何とかなるでしょう、ということで出港。なるほどマリーナを出て10分もすると勝手に歩き回ろうとする。落ちるぞおい。

私は運転しているので止められない。スカイツリーでも見に行こうとしたのだけれど、急遽予定変更。揺れは平気そうなので、昨年と同じく引き波に乗って遊ぶことに。隅田川を下ってレインボーブリッジに向かうと、来ました来ました。仲間のフネが続々と。40フィート超えのフネの引き波はデガい!

スレ違いざまに「どぉ〜ん!」。Uターンして追い越して再びハンドル切って「どぉ〜ん!」を繰り返す。ジェットコースターにずっと乗っているようなモノ。どこかに掴まってないとダメ。歩き回らないから安全だし、しかも大喜び! 天気良いので多少シオをかぶっても問題なし。これを1時間近く。

本物の波だと怖さを感じるが、引き波は単純に楽しい。大きなフネに乗っている子供達は大人しく座っているのだろうか? 4年前から参加しているのだけど、最初の2年は女の子だったので景色や雰囲気で楽しんで貰えた。前回の男の子もすぐ飽きて引き波遊びに。こうなればやんちゃ坊主を引き受けまっせ〜。

それにしても久々の海は気持ちよかった。連休になったら何日かフネ出して釣りに行こうかと思う。聞けばアジが好調とか。30cm超えも出ているそうな。東京湾口まで出ればタイも狙えるし。終了後、中野で相変わらず厳しいうなぎ屋修行。お客さんに「美味しかった」と言って貰えるのが嬉しいです。

昨日行われた選挙の結果を見て「今のままだと原発は無くならないワな」と思いました。原発を持つ全ての市町村で原発容認派が勝利し、それ以外の地域でも東京電力の推す議員全員当選。原発を取り巻く地域が「危ないぞ!」と思っていても「原発はココに残す! 他に持っていくな!」と言ってる。

もっと「アカンな」気分になったのは、複数の地域で「原発は必要」と考えている若者が多かった、ということ。原発のある島根県の学生は86%が「原発は必要」と答え、鹿児島の学生の58%は川内原発増設に賛成しているという。その理由として両県の学生共に「二酸化炭素を排出しないから」を挙げている。

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7 Responses to “コドモを乗せて海へ”

  1. ブログ拝見しました。また楽しみにしてます。

  2. 介護朗 より:

    「車=必要悪」の教育を受けてきた10代20代の世代は同時に「原発=絶対安全、絶対必要」も刷り込まれてる?
    二十歳の私の甥も、今回の原発事故が深刻な状況に有る事をなかなか認めようとしなかったです。
    「絶対にメルトダウンなんて起こらないんだ」と言い張ってた。
    「根拠は?」と聞くと「学校で…」だってさ。

  3. kanbutan より:

      介護朗様と同じ気持です。 空恐ろしくなる若い衆皆さんの感覚ですね。 だから日教組は等とは申しませんが言いたくなりますね。 当地は第一原発から精々60〜70km位の位置ですから避難区域に指定されてしまった人達の憤懣遣る方無い気持は決して他人事ではありません。 若い人の方が今後の長い人生を考えるともっと真剣に考えた方が良い問題だと思うのですが、方向性が違うのかな? 
      若い衆の先生(学校だけでは無く広義の意味で)は我々を含んだ大人一般な訳ですが。

  4. kanbutan より:

      御大、ご苦労様でした。 子供達の喜ぶ様が目に見える様です。 昨年、御大のフネに乗せてもらった時の新鮮な感動が蘇って来ます。 自分の居る場所とその目線であんなに違うんですね。 海は少々緊張しましたが、大川とその支流の上り下りは良かったなぁ〜。

  5. Ito より:

    若者、年寄ともに原発に肯定的な意見が本当に多いなあ、と感じます。
    原子力は量子力学分野の発達によってもたらされたものですが、完全に20世紀の技術です。
    確かに昔はエネルギー消費効率も悪かったですし、右肩上がりでエネルギー消費も増大したので手っ取り早くエネルギーが得られる原子力には一定の価値がありました。
    しかし、現代は省エネの時代です。例えばエアコンもテレビもかつての半分以下の消費電力で同等以上の機能を持ちます。
    21世紀になって手軽に使えるようになった技術に太陽電池と高性能電池があると思います。
    これらを最適に利用すれば原発に頼らない社会はつくれることには先生も何度か触れられてますね。
    知恵を使い前に進むという極当たり前のことを国民も政府もできていないということだと思います。足の引っ張りあいはもうやめるべきですね。

  6. もん より:

    原発に頼らない社会はやはり、誰かがその生活を実践してみせる事かな・・・と思っています。
    これまでは太陽光発電パネルを屋根に敷き詰めたソーラーハウスに自給自足の田畑を夢見て来たのですが、DASH村のように放射能汚染されては一瞬でおしまい。
    最近では、移動式の家、、、キャンピングカーにソーラー発電を組み合わせる事がムクムクと・・
    問題は、今現在こうした車種の動力にはガソリンバカ食いのエンジンしか組み合わせが無いという点です・・・
    誰か、電気トラック、ハイブリッドトラック作りませんかねぇ・・・ディーゼルとのハイブリッドでもいいんですけど。
    最近、アメリカ文化でうらやましく思っているのはモーターホームの存在です。
    給排水の整ったサイトで長期滞在しながら全国を回る・・・なんと自由な!

  7. かず より:

    原子力部門の有る会社の方は、そろそろ次世代発電の方へシフトする事も…、とおっしゃってました。
    売る側は、売れるから営業します。
    売れなかったら、手を引きます。
    商売なので。
    (^。^;)
    誰も発電所の近所に数千万円の家を建てたという、原子力部門のエリートサラリーマンは、いませんね。

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