新型ヴァーサ炸裂!

韓国車は日本車より安い、というのが今まで常識だった。しかし! ニューヨークショーで発表された新型日産ヴァーサの価格と、同時にデビューした現代アクセントの価格を見てビックリ! これまでアクセントがアメリカ最安車で、ヴァーサ2番目だったのが、何と逆転! しかも圧倒的な価格差になってしまったのである。

従来型ヴァーサ9990ドルに対し新型10900ドル。安全装備や快適装備を向上させたため1000ドルの値上げ。一方、従来型アクセント9985ドルが新型で12445ドルになったのだ。ちなみにシビッククラスになると1万5千ドル以上。アクセントとヴァーサは希少なエントリーカーだったワケ。

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新型ヴァーサ。先代はティーダ・ラティオそのものだった

上の写真を見て鋭い読者なら「あらら?」と感じたことだろう。そう。昨年広州ショーで発表された新型サニーの兄弟車なのだった。マーチのフロアを使い、徹底的なコストダウンを行ったらしい。先代ヴァーサより広い室内を持ち、しかも実用燃費良好。ユーザーにとってみれば魅力満点だと考えます。

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デザインはソナタやエラントラの流れ

アクセントは6速ATを採用するなど、コストダウンしようと思っても出来ない理由もあるんだろう。明らかに高級路線を選んだ。ソナタやアクセントの絶好調に自信を持ったのかもしれない。でもイッキに2500ドルの値上げはユーザーから許容されないかと。このクラス、良くても高ければ支持されないのだった。

この勝負、もはや見えた。圧倒的にヴァーサの勝ちである。現代自動車、早くもユルんだのか? 日本車をナメたのか? ただ新型アクセント、フィットやヴィッツとガチの勝負となった。トヨタとホンダにとっちゃ手強いライバルになることだろう。トヨタとホンダも日産の戦略を評価すべきだと考えます。

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