ボートショーは高齢者ばかりで泣。モーターサイクルショーは高齢者+若手で大盛り上がり
週末は横浜でボートショー。東京ビックサイトでモーターサイクルショーが開催されている。私はボート・オブ・ザ・イヤーの選考委員でもあるので開票式に出席です。今年は8億円以上するサンシーカー65というヨット(なぜか日本ではクルーザーと呼ばれます)が受賞した。この価格を見ても解る通り、最近のフネ遊びはめちゃくちゃハードル高いです。
8億円あったらサンシーカー買いたい
結果的に若い人の姿は”ほぼ”無し。売る側も高価なフネでド~ンと儲けようとしているため、超お金持ち以外、入ってこられない。フネ遊び、楽しいのに。しくしく。数少ない希望が下のようなフネ。『mini-TUGアンディ』は185万円。2馬力エンジンなので免許や船検不要。大人が付き添っていれば子供だって操船出来ちゃう。こういったフネがいろんな場所でレンタルになったらいいのに。
でないと先細りですこの業界。ホンダあたりは撤退するかとウワサされていたが、突如ヤル気を見せてきた! 今や船外機は350馬力級を持ってないと勝負にならない。ホンダ、250馬力までしかラインナップしていなかった。よって350馬力を作らなかったらオシマイだと言われていた次第。どっこい! ホンダ史上最大となる5リッターV8エンジンを新開発し、発売したのである。
390万円。アメリカじゃこれを4機掛けするフネがゴ~ロゴロ
トヨタも気合いを見せた! 最初に出したLY650はアメリカのマーキーという造船所で作っていたのだけれど破綻。結果、発表と同時にオーダーストップになってしまった。もう止めるのかと思ったら、何と! 台湾のホライゾンという造船所でリスタートするという。ホライゾン、マーキーより良いフネを作るかもしれません。LY650は弱点もかなりあったので、カイゼンされるだろう。
LY680はおおよそ8億円からといったイメージ
アメリカや欧州のフネ文化は奥行きがあり、お手頃のモデルだって数多い。下は私好みのフネ。『クイックシルバー625』というモデル。2人くらいなら寝られるベッドスペースあるし、エンジンは150馬力あるのでパワフル。上がりのフネに最高かと。とはいえ21フィートのフネが1300万円もする時代になってしまった。このあたりで次の世代のことを真剣に考えないとアカンです。
バトンタッチが上手くいってるのがバイクだ。金曜日に行こうかと思っていたけれど、まだ思った通り動かない手の病院が14時くらいまで押してしまいナニも出来ず。行った人に聞くと金曜日なのにスンゴイ盛り上がりだったそうな。40歳代のクルマ嫌い世代と、それに続く30歳代中盤の興味なし世代は少ないものの、50歳以上のバリバリ伝説世代と、若手で大賑わいとか。
モーターサイクルショーのポスターを見ればよ~く解る。ボートショー、爺さんと孫の図です(笑)。特に若い人の熱気が戻ってきたようだ。バイク、私からすればまだまだ割高ですけどね。実際、手頃な価格のモデルが人気だという。インドやタイから持ってきているモデル、円高になってくれたら一段と買いやすくなる。みんなでバイク買って駐輪場不足の大文句大会やりましょう!
医者に時間を取られた私は、息抜きに1時間ほどバイクいぢり。ヤマハあるあるで乗る間隔が長いと始動性イマイチになるトリシティ300のバッテリーに外部充電コードを付けようとボディカバー外すべくマニュアルを見たのだけれど、ネコの言葉で書いてあるらしく意味不明。ユーチューブで探したらスペインのおじさんが丁寧に説明してくれていました。バイクいぢり、楽しかった。
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アンディ可愛い! これは乗ってみたくなりますね
免許いらず、子供も操縦できるところが素敵
水辺のテーマパーク(ハウステンボスとか)にアンディポートとか作ってここに行けば乗れる、というのが出来るといいなあと思いました
製品でもレジャーでも何でもそうですが、若者向けのリーズナブルなメニューは本当に大事なのですね。
クルマもまさにそうで、危険走行や違法改造の行き過ぎも原因だとは思いますが、大衆車ベースの実用的でリーズナブルでスポーティな車種が激減してしまいました。
結局、高級・大型路線や妙な規格・資格等で敷居を上げれば上げるほど、短期的にはウハウハながら、中長期的には衰退の道を歩むことになる。
まあいつの時代もお金持ちはいるわけだから、それはそれでいいのかもしれませんが。。。