ホンダの電気軽商用車N-VAN e:の価格、200万円切りは無し。早いタイミングで正確な情報を出すべき

『L4』というグレードだけながら、すでにN-VAN e:の価格がディーラーに伝えられている。先行受注も始まった。何度か書いてきたように私はN-VAN e:の購入を決めているため、初日に契約してます。ということでL4のみ価格を知っているのだけれど、多くのメディアで報じられているような「補助金無しで200万円切り」にはほど遠いと考えておいた方がいいと思う。

ベストカーWebでN-VAN e:について書きました

実は9月29日アップのベストカーWebにそれっぽいことを書いている。読んで頂ければ解る通りL4は270万円くらい。L2が250万円くらいになると予想。そしてL2についちゃ法人向け。事実上270万円程度のスタートになるということ。ただホンダは現時点でも「200万円切る」という事前情報を否定していない。したがって200万円切りはあると信じてました。

4月12日時点でホンダは「補助金無しで200万円を切る予定

自動車業界って間違ったことを言わないのが暗黙の了解事項になっている。状況変わったら正せば良い。そんなことから「宅配便など企業向けの専用車をラインナップするらしい。これが200万円切りだと思う」とベストカーWebに書いている。しかし! 宅配便用の専用車も200万円を切らないどころか、急速充電装置などを付けるためL2に近い価格のようだ。

ということで200万円を切るどころか、250万円を切るかどうかも怪しい価格になりそうな雰囲気(現時点でL2の価格はディーラーにも伝わっていない)。心配なのがホンダのイメージ悪化である。社会部や経済記者、自動車メディアは今でも「200万円以下。電気自動車の普及が始まる!」と思っているようだ。自動車メーカーが絶対やっちゃだめな誇大アピールになる。

実際「ホンダとダイハツ組の電気商用車で迷っている。でもダイハツ組は鈴木俊宏さんが補助金使って200万円切りと言っているのでホンダの方が50万円安いからホンダですかね」という質問を受けます。「ダイハツ組の価格と電池搭載量を見てからにした方がいいですよ」と答えるのだけれどミスインフォメーションの放置は良くないと思う。なるはやで訂正した方がいい。

ダイハツ組は30kWh以上の電池を搭載しているようだ。価格同じなら割安になる。ということが解っていても私はN-VAN e:をオーダーしてしまいました。99%の確率で損する気がします(泣)。

 

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4 Responses to “ホンダの電気軽商用車N-VAN e:の価格、200万円切りは無し。早いタイミングで正確な情報を出すべき”

  1. アミーゴ5号リボーン より:

    こうなったら、毒皿ですヨ。

    ホンダもダイハツも、商用車EVを買い揃えてしまいましょう!

    おちょっかい半分、マジ半分です。

  2. トヨタ車ユーザー より:

    BYDシーガルが出て来てしまうと、価格的に全く勝負になりませんが…。N-VANのリアはL4でも簡易シートですし、軽自動車としての所有コストの小ささがあっても、現状BEVって1000㏄くらいの車の扱い(自動車税)なんでしたっけ?
    N-VAN_e:のL4はベースが270万円、急速充電で+10万、ツートンカラーで+10万円だそうです。
    FUNの価格は年内いっぱい待てとのこと。L4ですらメーカーオプションを付けると290万?に行ってしまうのに、FUNの価格何てどこへ行ってしまうのか。ヴェゼルのPLAYグレードみたいに架空の物になるのか。
    トヨタ・ダイハツ・スズキ連合のほかにも、海外から価格的な強敵が出て来てしまいました。シートの数で数十万円もコスト差が出るとは思えないので、電池の調達に失敗したということでしょう。大甘にみて、円安だからという理由も付け足せそうですな。
    N-VAN_e:で200万円で何とか買えるのは電池交換式のあのコンセプトカー(コンバートEVちっくだから?)の方なんでしょうか。今回の情報戦は失敗ですね。あのシャチョーさんは、突如出て来て周囲にネゴらないまま勝手に大事を言ってしまうらしくて、周りも困っているそうです。
    初代プリウスの97年内発表と215万円の実現は相当大変だったと思いますが、できもしないことを言ってしまった後始末のほうがもっと大変…。

  3. Takezo より:

    200万切り情報、見事に裏切られてご愁傷様です・・・

    ホンダはただでさえ見た目が悪いのだから、少なくとも価格は他社と同等あるいは安いくらいじゃないと勝負にならないと思うんですけどね。
    ホンダ社内の都合だけを優先して、いつまでも高価格路線を続けていればどうなるか、数年後には結果がはっきりしそうです。

  4. へミン より:

    funで実用的な乗用使用のスペックにすると、300万円は超えてくるなと思っていましたが、その通りのようですね。
    電池についても6×5の30kWhではなく、リーフなどの6kW充電スペックを加味すると25kWhと推測しています。
    空力で電費が落ちるとしても、30kWhで航続距離210kmはあまりにも悪すぎですので、25kWh電池であれば納得の数値です。

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