リチウムなど電池を作る素材の相場が急落。実態経済と乖離している投資家達が去って行きました

改めて書くまでもないけれど、実態経済と先物や株式相場ってリンクしているようでいて、していない。自動車業界で言えばテスラの株価総額だ。世界中にある資産や会社の規模など考えたらトヨタの方が圧倒的に大きい。けれどテスラの株価総額って2倍以上。景気の”気”は雰囲気という意味。時間の経過と供に先物や株式相場は実態経済に近づいていく。ということで前置きが長くなった。

リチウムなど電池を作る素材の相場は急落

電気自動車大嫌い君達は直近の素材高騰の流れを受け「ニーズある分の電池なんか作れない。素材の奪い合いになるため電池の価格は安くならず高くなっていく」と大ハシャギ。確かにリチウムなど電池を作るための原料が高くなっていた。一方、自動車メーカーや電池メーカーは素材から確保しようと動いている。トヨタだって2030年の電気自動車350万台に向け、電池の素材確保に動いてました。

トヨタは2010年に素材確保戦略をスタート

加えて相場で喰っている皆さんは「そろそろだな」というタイミングで違う儲け分野に河岸を変える。ここにきてリチウムなど電気自動車作りに必要な素材の相場が急激に下がってきた。そらそうだ。自動車メーカーも電池メーカーも、ニーズある分の材料を確保してますから。相場師達は電気自動車バブルを受け「電池素材だ!」と動き、そいつに投資家達が乗っただけのお祭りだ。

リッター300円だとハイブリッドしかないです

ということで電気自動車に向けの動きは皆さん考えているほど細くない。ゆったり着実にカーボンニュートラルに向け動き続けている。もちろん様々な要因で予想していないことだって出てくると思う。ハイブリッドの再評価が好例。欧州もアメリカも燃費の良いハイブリッドを見直す動きが急速に高まっており、しばらくトヨタは作っただけ売れる状態が続くと思われる。

そうそう。先日少しオタンコな報道を紹介した急速充電器の充電速度問題だけれど、書き忘れていたことがありました。記者さん達は日本車は150kWなのに欧米韓は250kWだ350kWだと速さで負けていると主張するが、おそらく急速充電器の導入コストは全く調べていないんだと思う。150kWの急速充電器を導入しようとしたら最低で2000万円。そして毎月のランニングコスト250万円超。

これを誰が負担すると考えているのだろう? オタンコなメディアも乖離している実態と理想の区別が付かないんだと思う。250kWや350kWになったらさらなる導入コストとランニングコストが必要になってくる。2030年に向け当面やるべきは交流200Vの6A型普通充電器を増やすこと。新築の集合住宅には充電インフラを義務づけることだと思う。電気自動車に向けの動きは止まらない。

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