インディ500もニュル24時間耐久レースも結果は全く報じられないが富士24Hは凄い記事数になる

当たり前のことながらモータースポーツは誰も知らないウチに行われ、結果が報じらなければブランドイメージ作りもヘチマもナスも無い。先週末、アメリカでインディ500(モナコGPとル・マン24で世界3大レース)。ドイツで24時間耐久レースのニュルブルックリンク24Hが開催された。しかし! どちらのレースも自動車メディアで全く話題になっていないです。

話題にあがらない=認知されない。プロモーションとして使われなければ、どんなライバルと戦ったのか報じられないため参戦する価値無し! インディ500とニュル24時間耐久レース、なぜ報じられないのか? こらもう簡単。ベストカーのような印刷媒体だとある程度の人気無ければあえてページを割くまでも無し! Web媒体だとページ制限ないものの、明らかにアクセス数少ない。

私のサイトは比較的モータースポーツに対する関心を持っている人が多いと思うけれど、それだってF1やWRCなど紹介したページはアクセス数が少ない。原稿料や編集コストが発生しない私のサイト(笑)ならコスパ関係無しながら、普通だと経費が必要。どんなメディアでもそうだけれど、関心の強い情報から優先して取り上げる。インディ500とかニュル24って優先度低くなる。

されど我が国のメーカーは伝統的に「モータースポーツやれば勝手に取材して記事にしてくれるもの」と認識しているのだった。一方、欧米ならモータースポーツやってるメーカーがプロモーションに予算を確保する。F1でもWRCでもル・マンでもメーカーはメディアに取材してもらい、記事として発信してます。日本のメーカーはそういった予算を取らない。

さて。今週末、富士スピードウェイでスーパー耐久の24時間レースが開催される。モリゾウさんも水素エンジン搭載のカローラで出場します。おそらくスンゴイ数のメディアが富士スピードウェイに集まり、驚くほどの規模で記事化されることだろう。ちなみにトヨタ、このレースでプロモーション費用は使ってない。前述の通り「勝手に取材して記事にしてくれる」状況です。

説明するまでもなく豊田章男という業界のスーパースターが環境技術に取り組むというストーリーだから話題性あり、メディアも数字を取れる。たくさんの報道を見てメーカー関係者の中に「モータースポーツに出れば記事にしてくれる」という認識をさらに強くする人が出てくることだろう。そして来年もインディ500やニュル24は報じられない状態が続く。

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