日本の技術者は優秀だけれどアタマ硬いのか、自分で気がつかなかったことは否定したいのか?

とある電気自動車の試乗会でエンジニアに「リン酸鉄リチウム電池は使わないんですか?」と聞いてみた。すると様々な話を出して否定に入る。まぁ基本はエネルギー密度が低いということになるんですけど‥‥。ただ上海製中華テスラのリン酸鉄リチウム仕様を見ると3元系リチウムより密集して搭載出来るため、今やエネルギー密度は大差なし。重量的にはやや重いですが。

ネガ面について1つずつ状況を否定していくと、やがて「電池残量の推定が難しいんです」と言い出す。徹底的に嫌いなのか? 確かにリン酸鉄リチウム電池、電圧で残量を表示するのは難しいと言われる。だったら使った電力の積算をすればいいのでは、というと黙ってしまった。充電時も積算すれば正確に入った量が解る。電圧でチェックするよりずっと正確だ。

マツダのエンジン屋さんだった人見さん、最後まで電気自動車はピストンエンジン車より二酸化炭素の排出量が多いと引き下がらなかった。どうして柔軟性ないのだろうか? bZ4Xはトヨタが2030年までに350万台の電気自動車を販売するための先鋒だ。2022年は5千台の計画だという。あまりに弱い先鋒だと思えてならない。アイオニック5のような勢いが必要。

もっといえば世界規模でライバルと戦っていかなくちゃならないです。国内市場で5千台売ることは出来ても、アメリカや欧州でCOTYに代表されるアワードを取りまくっているヒョンデに勝てるとは思えない。誰が乗ったって同じ価格なら瞬時も迷わないだろう。元気一杯の社長率いる自動車メーカーなら、もっともっと競争力のある電気自動車を作れたハズ。

もちろん今からでも遅くない。2023年仕様のbZ4Xは「全く違うクルマになりましたね!」と言われるような大きい進化を遂げて欲しいと願う。幸い我が国は10年という世界で最も長い市販電気自動車の歴史や知見を持っている。日本ほど電気自動車に詳しい人やユーザーが多い国など無し。そういったノウハウをトヨタ/スバルは全く使っていないと考えます。

電池保証も発売前は「10年または24万km走った時点で90%」と言っていたが、市販になったら「10年20万kmで電池容量70%」に大きく後退した。これじゃ日産と変わらず不安。ソルテラの購入意欲を大きく損なう。充放電回数の条件など付け(家庭用電源に使っている人は当然ながら劣化進む)、電気自動車の新しい保証システムを考える良い機会だったのに!

1日でも早く考え方を変え、真剣に2030年の350万台を目指すべきだと思う。bZ4Xの改良に2年も掛かっていたら、とうてい世界の流れに追いつけない。日本の将来のため「普通のクルマを作った」などと守りに入らず攻めて頑張って欲しい!

 

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