軽自動車輸出、日本政府がブレーキ踏む。中国政府はアクセル踏むためラッコを世界に売りまくれる

意外なことに「軽自動車は世界じゃ通用しない」と思っている人が多い。なるほど海外で売られていないため、クルマのことに詳しくないと狭くてダメだと考えてしまうのだろう。ホントにダメか? もしアルトやミライースのように100万円少々でエアバッグやADASまで標準装備しているクルマを輸出出来たなら、世界中でニーズあるだろう。売れまくると思う。

日本の軽自動車ほど安くて実用性の高いクルマを作れる技術を持っている国は無いです。狭いかと言えば「いいえ!」だ。スーパーワンに乗れば解るけれど、リアシートの居住性なんかBセグを優に凌ぐ。カップルディスタンスだって私が男性と乗っても気にならないレベル。さすがに大柄なアメリカ人の95%が乗れる『AM95』は厳しいけれど、新興国なら余裕タップリだ。

なぜ軽自動車を輸出しないのかと言えば、国が決定的な制限を掛けたからだ。我が国は農業を守るため高い関税を掛けているが、その交換条件として相手国に自動車の高い関税や輸入禁止措置を許している。自動車メーカーは海外に工場を作るしかない。そして海外で作るのなら軽自動車より一回り大きくして少しでも高く売りましょう、ということになります。

N-ONE e:の試乗レポート

国沢光宏はどうして「eスカイやラッコを欧州を含めた海外で売るならブリスターフェンダーで拡幅を」と書くのか? こらもう簡単。トレッド広げて走行安定性を稼ぐためだ。スーパーワンとベースになったN-ONE e:を乗り比べると、トレッドが40mm違うだけで圧倒的に走りのバランス良い。新興国だとルーフに荷物を積むケースも多いためトレッドは広い方が好ましい。

ということから日本の軽自動車をベースにトレッドだけ広げれば世界中で通用するクルマになる。もちろん道路事情の悪い国だと車幅は狭い方が使い勝手良い。日本の軽自動車のボディそのまんまでもいいかもしれない。おそらくラッコは新興国向けに日本仕様と同じまんま売るだろう。中国政府は自動車メーカーにブレーキを掛けることなどしないため、輸出だって出来る。

中国は強烈な商品力を持つ日本の軽自動車を輸出出来るのに対し、日本は依然として出来ない。おそらくラッコを新興国向けに売ったら大成功すると思う。本来なら日本が得意とする商品なのに。いわゆる「得べかりし利益」ということです。本来なら日本車にとってのブルーオーシャンが中国車によって奪われていく。残念でならないです。

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