アラスカ沖で火災を起こした自動車運搬船、沈んじゃいました。火元解らず。陰謀説も
6月7日に『モーニングミダス』という自動車運搬船の火災について書いた。当時は傾斜も無く曳航して港に持ってくれば原因も突き止められると思われていた次第。ところが23日の午後、沈没したという。なぜ沈没するまで放置したのか? このあたりが海運の裏側なんだろう。曳航してきた場合「共同海損」(損害や費用を関係者が負担する制度)になってしまうそうな。
今回の被害者は燃えなかったクルマとフネ。どのくらいのダメージあるかチェックし、責任の度合いなどにより費用を負担するか決めるという作業が必要。今回は3000台と言われるクルマの損害評価をしなければならないし、フネの損害状況だって算定難しい。当然ながら相当の時間が掛かります。沈めちゃえばフネの評価額+クルマの評価額が保険でカバーされてオシマイ。
どう考えたって後者の方が楽ですワな。かくして放置。おそらく北太平洋の嵐の大波を横から受けて転覆したんだと思う。それまで待っていた、ということでしょう。浅い海だとサルベージしなければならないけれど、沈んだ場所は水深5000m! サルベージの義務無し。いろんな意味で都合良い。ただこれで燃えたクルマの特定は出来なくなってしまった。残念です。
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「不都合な真実」といいますか、
「業界の闇」といいますか、
「海の底 沈めてしまえば 怖くない」といいますか、、、
今の日産だったら、
全く同じ判断をすると確信しました。
今のトヨタなら、、、
きっとギリギリまで沈没させない努力をすると信じたいデス。。。