八丈島で電力の自給自足(スマート・マイクログリッド)を試してみようと思ってます!

口先で「電気を買わない生活」とか「太陽光発電でカーボンニュートラル」等々と呪文を唱えても全く説得力無いため、八丈島の小屋をスマートマイクログリッドの実験場にしようと目論んでいる。基本となる”道具”は太陽光発電と蓄電池だ。太陽光発電で作った電気を夜間や荒天時に使おうという狙い。最初の目標は「コストパフォーマンスを考えつつ電力購買量半分!」。

ベース電源のF2000は17万9千円

今や太陽光パネルは200Wで2万円も出せば買える。一番高価なのが電池だったりする。この分野、日本の製品はお話にならないくらい高価。加えて三元系リチウム電池を使っているため、フル充電とフル放電を1サイクルとすれば800サイクルくらいで70~80%まで容量ダウンしてしまう。したがって5年もすれば制限掛かり始めると思う。やはり3500サイクル以上のリン酸鉄リチウムです。

ということでベース電源にすべく選んだのが、上の写真の上側である『イーノウF2000』(クーポン使うと17万9990円)。ピンで使うと2000W/2kWhという性能を持つ。100V/400Wを使えば4時間。PCとエアコン使って800Wなら2時間の停電をカバー出来ます。さらにアウトドアに持って行けば夜間照明や、ホットプレートなどのポータブル電源になる。

追加電源のX2000が13万9900円

おっとスモール・マイクログリッドでした。1日の電力使用量ってどのくらいか? ミニマムで考えたら250Lの冷蔵庫で0.7kWh。照明はLEDなら0.2kWh。PC関連0.8kWh。TVを12時間付けて0.7kWhといったあたり。2kWhの電池だと1日分の電力をカバーするには少しばかり心許ない。F2000の面白さは2kWh分の増設電池が用意されていること(クーポン使えば13万9990円)。

増設電池、7つまで増やせるのだった。ただ当初の目標となる「電力買う量を半分にする」を達成しようとすれば4kWhあれば十分でしょう。ということでF2000と増設電池X2000のセットを導入しました(31万9900円)。4kWhの蓄電池を30万円ちょっとで買えるならリーズナブルだ。組み合わせる太陽光パネルの容量はいかに? 余っても意味無いです。

これで200W×2枚

1日の使用量が2kWhだとすれば、これまた大雑把に計算すると0.4kWh(200Wを2枚)くらいでOK。天気など考えたら200Wを3枚で1日3kWhくらいの電力になります。ここからが損得勘定。1日2.5kWh使うなら年間910kWh。1kWhあたり40円に換算すると、3万6400円。10年間で36万4000円だ。31万9千円の蓄電池と、200Wで2万円のソーラーパネル買って37万9千円。

何と! ツーペイだ! 電力料金、今後の値上げは間違いなし! ということを考えると10年しないウチ、元が取れそうな感じ。しかも10年後から電気料金ほとんど掛からないで済む。4kWhに太陽光パネル0.6kWhで電力購入量を間違いなく3分の1以下に出来ると思う。2kWh(17万9千円)に太陽光0.4kWhでも電力購入量が半分になるだろう。日当たり良ければベランダだけで十分かと。

あとはどうやってシステムを組むか考えなくちゃならない。つまり1)太陽光発電で作った電力を蓄電池に貯める。2)家庭用の電力は蓄電池から取る。3)蓄電池の電力無くなったら系列(東京電力)から買う--ということ。これを自動で切り換えられればバッチリです。とりあえずノーノウに質問メールを送ってみた。秋口には第一弾のシステムを組んでみたいと思う。

ちなみに追加電池X2000は1.75kWという携帯式スポットクーラー最強の性能を持つ『3.0スポットクーラー』と組み合わせて使うことが出来る。X2000だけで10時間以上稼働するから素晴らしい! アウトドアやガレージ作業などで絶大な威力を発揮してくれる。このセットもクーポン使うと24万9千円。携帯電源の大セール中ですね。今年の暑い夏にはピッタリかと。

携帯電源、非常用やアウトドア用など様々な用途に使えるから便利。リン酸鉄リチウム電池なら毎日フルに使ったって10年くらい持つ。私が死ぬまで使えそう。八丈島の小屋で上手くいけば、次は練馬の家に導入してみたい。マンション住まいの方は、400Wの太陽光発電と2kWhくらいの電池から始めたらいかがだろう。電力会社から調達する電力は半分以下になると思います。

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5 Responses to “八丈島で電力の自給自足(スマート・マイクログリッド)を試してみようと思ってます!”

  1. nakajima より:

    ソーラーパネルと蓄電池、自宅のコンセント回路、外部電源を共存させるシステム、大変興味あります!今後が楽しみ。

  2. 陸アビエイター より:

    先日のアマゾンプライムデーで非常用にEENOUR P2001と200Wのソーラーパネルを購入しました。
    そう遠くない将来に橋で地続きではありますが瀬戸内の島でのリタイア生活に入る予定です。
    リタイア後は当然収入が減りますが、幸いに好きに出来る家屋とリタイア後の膨大な時間がありますので、EENOURを活用してぜひ私もスマートグリッドに挑戦したいと思います。
    参考にさせて頂きたく続報の投稿楽しみにしております。 

  3. shonan より:

    これら蓄電池(外部電源)と家庭のコンセントって球友できるのでしょうか?
    自宅に太陽光設置してあるのですが、昼間に蓄電池に充電し、夜間にその蓄電池からコンセントに戻し、自宅消費したいんですが、これは個人では構築できないですよね?
    もし可能であれば非常に興味があります。

    現在、買取保証の期間が切れたので昼間の電気の買い取りが8円/kWhになって無駄に取られてしまっています。

  4. Ken より:

    毎月の電気料金の明細を見ればわかりますが、実際には、燃料調整費や再エネ賦課金ですでに50円/kWhの世界ですし、今後もこの冬の燃料費やGX賦課金導入で上がる見込みです。ペイする見込みはさらにたてやすくなっています。

    我が家は燃費の悪いクラシックカーなどガソリン車2台に乗っていますが、太陽光で自宅の電力使用量の何倍も発電しているので、カーボンネガティヴです。

  5. トヨタ車ユーザー より:

    一番手っ取り早いのはプラグイン太陽光発電と蓄電器。
    次はリーフtoホームでしょうか。
    リーフtoホームで驚いたのは、24~30kwhの初代でも、一軒家2,3日の電力を貯められるという事です。実はこの頃から自然エネルギー由来の電気で暮らそうと思えばできていた。
    EVより先にV2Hの補助金がなくなったそうなので、みんな本命はそっちなのかも。

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