新型ソリオ、誇大表示で大儲けを狙う。スズキ、酷すぎやしないか?

ソリオがフルモデルチェンジした。暗いスズキだからしてメディアは盛り上がっていない。どんなクルマなのか? 装備内容などチェックしたら、なかなか興味深いですね。最大の「ありゃま!」が、なんちゃってハイブリッドのポジション。新型ソリオ、パワーユニットのバリエーションは91馬力の1200ccだけ。標準車を見ると驚いたことにアイドルストップ無し!

これは良いチョイスだと思う。中途半端なアイドルストップなんか無い方がいい。2~3年で高価なバッテリー交換じゃ燃費によって節約出来るガソリン代より高くつく。「ハイブリッド」と表示されているモデルは3,1馬力のオルタネーター&モーター使ったタイプ。自称「ハイブリッド」ですね。こいつを「マイルド」を付けず「ハイブリッド」と言っちゃうんだから酷いと思う!

高齢者やクルマの知識を持たないユーザーだと、トヨタのハイブリッドと同じレベルだと認識しちゃう。実際、こんなチンケなハイブリッドだと効果だって無い。WLTCモード燃費はハイブリッド(ぷっ!)が19,6km/L。アイドルストップすら無い普通のエンジンで19km/L。一方、価格を見ると電動スライドドア付きの普通エンジン162万9100円。ハイブリッド(ぷっ!)185万200円。

22万1100円も違う! 装備差があるのか思いきやアダプティブクルコンが落ちるくらいで(自動ブレーキ機能は同じなので単なる意地悪)、せいぜいスピーカーが6個から2個になったり、シートヒーター、前後スタビ、アルミホイール程度。つまりスズキは「ハイブリッド」(ぷっ!)という誇大表示で高い値付けをしているのだった。売れたら笑いが止まらない。

なんせシステムは一回り大きいオルタネーターと、普通の12Vバッテリーより小さい東芝のSCiB電池だけ。大がかりなトヨタのハイブリッドだって30万円高くらいの価格設定になっていることを考えれば(トヨタの場合、エアコンも電動。ブレーキバイワイヤシステムまで付く)、オルタネーターなんかせいぜい数百円増。SCiB電池だって極めて少ない量なので上見て2万円か?

レーダーを使ってない「レーダーブレーキサポート」というインチキ表示の時から全く変わっておらず。クルマを作る側はけっこう頑張っているのに悲しい。考えて欲しい。普通のエンジンのソリオ、アイドルストップ付いてないのにライバルのルーミーを凌ぐ立派な燃費です。価格だってリーズナブルだし。技術者の努力に砂を掛ける国内営業担当って何よ!

 

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