印刷メディア、ナビメーカー、オーディオメーカー、ホイールメーカーは淘汰の時代か

当たり前のことながら存在感の無い商品は生きのこれなくなってしまう。典型例が私らの仕事です。印刷媒体についちゃ剣が峰。大半のメディアは販売部数で1万部を切っており、小規模のネットにすら勝てない。ネットメディアも収入が限られており、何人も編集部員を抱え取材費など使っていたら原稿料だって出せなくなってしまう。1つの記事で広告収入3万円だと儲からない。

逆に羽振り良いのがユーチューブでアクセス数の多い人達だ。同業者で最も稼いでいる人は年間5000万円規模だという。Web媒体の記事で1本3000円の記事を書いている人も居れば、ユーチューブで1本で50万円稼ぐ人も居る、ということです。優勝劣敗が激しい世の中になってきたと言われるけれど、フリーランスはその先頭に立っている。いやいや厳しい厳しい。

自動車メーカーもやがてそうなる可能性高いけれど、その前にやってくるジャンルは少なくない。例えばナビ。一昔前までクルマ買うれれば半分がメーカー純正ナビ。半分社外品。いずれにしろ売れたクルマの数だけ売れた。けれど今やスマホをナビ代わりに使うケース増えたし、トヨタやマツダのように自動車メーカーが最初から液晶画面を付けるケースだって多くなっている。

ユーザーからしたら最初から液晶画面付いていれば社外ナビなんか買わない。加えてナビメーカーも全くアピールしないし、新機能の製品だって無し。私のようにドップリと業界に浸かっていても、直近の15年でナビメーカーの人と話しすらしたことなし。遠からず社外ナビ市場は一段と縮小していくことだろう。当然ながらオーディオも同じ。スピーカーを換える人だって激減した。

ここにきてアルミホイールも同じ。30年前までは華やかな市場だったが、今や話題にすら上がらず。私のように重いクルマ使い、ホイールに激しい入力が入るラリーをやっていたって、使っているホイールはコストコで買った1枚1万円のホイールで十分使える。これまたホイール業界は全く努力しないため、売れ行き伸び悩む印刷媒体のようになってしまった。

とはいえ私らの業界のユーチューバーの如く新しいビジネスチャンスは必ずある! くるまのニュースの横倉さんによれば「最近1200万ユニークユーザーになりました」。ページビューじゃありませんよ。ページビュー、2億だって! 1億1千万人のウチ、1200万人が見てるということ。チャンスはまだまだある。将来のある若手は新しい分野に踏み出すべきかと。

 

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