自動運転へ
国交省は自動運転をガンコに認めなかった、ということを今まで何度か書いた。だからこそ世界のTOPを切って日産がシーマにミリ波レーダー+カメラ式のレーンキープ機能を搭載してきたのに、続かず。手放し運転を禁じてしまったのである。以後、2009年のボルボまで自動緊急 停止ブレーキも認めていない。
国交省のせいで日本の技術は大きく停滞し、その間、ヨーロッパの自動車メーカーが追い越していった。この事態を「マズい!」と思ったのは経産省である。日刊工業新聞によれば「経産省が自動運転の規格についてISOに提案する」とのこと。気持ちはわかるけれど、完全に出遅れてしまってます。
この段階で日本がナニか提案しても、聞いてくれるワケない。すでにEUは新しい基準をドンドン作り、動き出してますから。欧州車の全車速追随クルコンは停車してから3秒以内なら自動的に発進するけれど、この規格もEU。ベンツの「30km/h以内なら連続ハンドル操作」だってEUのレギュレーションだ。
国交省は新型スカイラインで「あまり曲がっていない区間に限り連続してレーンキープする」という機能を認可したけれど、14年前のシーマから一歩たりとも進んでいない機能。国交省が14年間もブレーキを掛け続けてきた、ということです。かくなる上は経産省に頑張って貰うしかありません。
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