交通事故の原因

航空機事故は発生したら徹底的に原因追及し、二度と同じミスを起こさないような対応策を講じる。しかも事故原因は航空機を運転する人以外にもレポートとして公表され、皆で共有します。ディスカバリーチャンネルで航空機事故の特集を頻繁に扱っているし、事故例を書籍でもチェック可能。自動車も同じだと思う。

しかし1月3日に静岡県で発生した元アナウンサーの事故は、1日以上経っても状況が全く解らない。最初の情報だと「ブレーキとアクセルの踏み間違いで暴走し、壁に胸を挟まれた」だった。この手の事故例はけっこう多い。ムスメさんの車庫入れの誘導をしていたお父さんが亡くなる、という事故などあります。

4日になって放送されたTVでは走行中にハネ飛ばし、さらに踏んだということになった。人間、30km/hまでならハネ飛ばしても大事に至らない、というのが歩行者事故技術を開発している人の共通認識。番組TVRで紹介されている駐車場内で30km/h以上出す、ということはあり得ない。普通ならケガで済む。

また、ハネ飛ばしてしまったとしても、30km/h以内ならブレーキを掛けた瞬間に停車出来る。というか、現場検証したら、ブツかる時にはブレーキを掛けているハズ。したがってTV番組で「被害者の上に乗った」というのも納得しがたい。そもそも「車体の側面で被害者をハネた後、右折して轢いた」となってます。

横滑り状態以外車体の側面で人をハネることなど出来ないし、右から飛び出してきたという被害者を見て右にハンドルを切ることもあり得ない。このケースで考えられるの、右折中、Aピラーの死角などのため歩行者に気づかず内輪差のため乗り上げてしまった、ということくらいです。再発防止のためにも事故原因は公表すべきだ。

・ECOカーアジアは「冷間時の転がり抵抗

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3 Responses to “交通事故の原因”

  1. マーブル より:

    アナウンサーの件ですが
    被害者のご冥福を祈ります。
    報道されて有名人が社会的に制裁を受けたとはいえ書類送検で済んだ一方で
    自宅の敷地内を車でバックしてて子供をはねて親が逮捕されたニュースを何度か聞いたことありますが
    これってチカラやお金がない人は即ブタ箱行きっていうことなんでしょうか?
    ダブルスタンダードだとしたらいただけませんね。

  2. 上西一美 より:

    はじめまして。
    交通事故防止コンサルタントをしております。
    言われる通りですね。
    不幸な事故を教訓に再発防止をする事も大事なこと。
    まず、原因追及をしない事には対策の打ちようがないと思います。
    私はドライブレコーダーの事故映像を5,000件以上見てきましたが、本当に少しの差で事故の大小が決まりますから、しっかり概要を公表して頂きたいものです。

  3. けむけむ より:

    私も皆さんと同じ違和感を感じましたね。
    逮捕されてないとゆうことです。
    原付が高速乗ってそれを轢いた運転手を逮捕しましたよね?
    私は法守ってないの原付だろうと思いましたが、法の解釈の乱用(無知?)を警察がしてると思いましたね。
    他の人も書いててましたが警察の作文でしょうね。
    (これがシックリきますね)

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