大量に発生するだろう水没車はどうなるのか? 相場より安い中古車買うときは細心の注意をして欲しい
大量の水没車が出ている。路上などに放置されている車両だけで1000台程度。自宅の駐車場などで水没した車両を含めれば、その数倍規模になっていると思う。水没車はどうなるか? まず「水没して始動出来なかった車両」についていえば迷うこと無く廃車の一択である。一部の部品交換で動いたとしても水のダメージはジワジワ進む。やがてモグラ叩きようになります。
写真/Adobe Stock
乾いたら始動した車両はどうだろう。問題なさそうなら乗ってみるのも手。水没の程度が思ったほど酷くなく奇跡的にノートラブルということだってある。フロアに水が溜まったくらいだと、様々なセンサーやECUも無事だったかもしれない。特にエンジンルームの中の電装品は日常防水くらいの規格になっている。そもそも自動車メーカーで深い水たまり走行試験をしてる。
エンジンの上まで水が来ていると基本的に厳しい。ハイブリッド車や電気自動車だと水没センサーが付いていることもあり、起動させようとしたってコーション出てダメ。その場合、12Vの補機系は稼働している。OBD2の故障診断機を使いチェック。問題無ければコーションをキャンセルすれば問題なし。OBD2で深刻なトラブルが出ていたら、相当の修理コストになるため手放すことを推奨する。
水没車はどうなるか? 直近の流れで見ると、基本的に海外のバイヤーが買っている。そもそも海外だと水害車の判定など出来ない。年式が若かったり走行距離少なかったりすれば美味しい買い物になる。逆に自分のクルマが水没したら、キレイに洗って内装を乾かし海外のバイヤーに売ったらいい。日本の業者に売るより圧倒的に高い。エンジン掛かったら一段と高い値が付く。
日本でも中古車として流通させるケースが散見される。本来、水没車は明記しないと不当表示になり、中古車業者組合に加入していたら退会処分の上、古物商の許可証も取り上げ処分だ。ちなみに水没の基準は「フロア内部まで水が入った」。フロアカーペットをめくりその下の防音材/遮音材/遮熱材を見ると、判別出来る。ただこれらも交換されたら案外判断しにくい。
今回の水害はかつてない規模の水没車が出た。怪しいクルマも少なからず出てくることだろう。少しでも疑問を感じたなら、前の登録地などを確認するのも手。水害地域登録だったら、さらに入念なチェックを!
<おすすめ記事>


