ISのプリクラ

リーマンショック以後、トヨタとの情報交換がほとんどなくなった。しかもトヨタ側の情報の出し方も微妙になったため、技術の内容すら解らなくなっている。新しいISのプレスリリースやカタログなど子細に見たって、自動停車ブレーキ機能について書かれていない。というか「止まれる」という表記、一切無し。

しかも同じようなシステム構成になっているクラウン(15〜30km/hの速度域で自動停車)と同じかと聞いてみたらと「違います」。となれば当然の如く自動停車機能を持っていないと判断するしかない。実際、いろんな機会に「新しいISはクラウンと違い自動停車ブレーキの設定すらない」と紹介してきた次第。

昨日のこと。新しいISの試乗会に行ったら「誤解をされているようなので説明させてください」と衝突安全担当のエンジニアが‥‥。何でもクラウンと同じシステムを採用しており、15〜30km/hでフルブレーキ制御を行い自動停車。それ以上の速度域でもフルブレーキを掛けるという。??? どうなってるの?

自動停車に言明しないのは、今やアピールするほどの内容じゃないから遠慮しているそうな。「クラウンと違う」という説明についちゃ「レクサスとトヨタが同じだと言われるのがイヤなので」ということらしい。トヨタのコミュニケーション能力、極めて弱いと考える。質問するとケンカ腰になるチーフエンジニアもいる
し。

誤解されてもよしとするか、もっとキチンと説明するかのドチラかにしたらいい。私だってミスリードするのは本望じゃありません。とい
うか絶対イヤだ。正しい情報を伝えることしか取り柄ないですから。昨日だってオートックワンの動画撮りをした後に「自動停車します」と言われたので、無理言って撮り直ししてもらった。

昨日の日記で書いた新しいISの乗り心地問題は今日の日記で。結論から書くと、基本的に乗り心地良い。されど限られた状況下で厳しい乗り味になる、です。またスモールオーバーラップ衝突対応について聞くと、現場の技術者は皆さん「ぜひとも対応すべきだと考えています」。上層部の決断を切望してました。

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2 Responses to “ISのプリクラ”

  1. かず より:

    カタログがトヨタブランドのディーラーにもあったので、もって帰ってきて眺めてましたが、止まれそうな感じだけど断定調じゃない…(/´△`\)止まるんですね♪
    って、私みたいなあんぽんたんに、思われたくない作戦だったとは…(^_^;)
    でも、専門家の方々ぐらいには先にレクチャーしたらいいのに。システムに依存されたくないのは、わかりますが。
    あとは、スモールオフセットと、ハイブリッド以外にはアイドリングストップ装着で、完成度高まりますね。

  2. 菊池@川崎市 より:

    利益&シェア至上主義万歳!かぁ…
    根深い大企業病ですなぁ。
    企業としてはご立派ですが、どの製品も「志」が低く「魅力」がない。
    こんなものづくり、何時まで続けるのでしょうか。

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