日産売れ行き伸び悩む

6月の登録台数が発表された。意外だったのは日産の台数。減税対象車を豊富にラインナップし、真っ先に燃費を訴求したTVコマーシャルもバンバン打つという積極策に打って出た。「これなら6月は売れたでしょう」と思いきや、対前年比79、7%。月に1万台以上売っている登録車メーカーじゃ最も悪い。

昨年の台数が良かったのか? とチェックしてみると、昨年の対前年比も96、1%で良くない。2年連続のダウンです。ちなみに新型プリウスに足を引っ張られているというトヨタで今年6月は91、4%。昨年103、3%。やはり日産は根本的な「何か」がユーザーから見ると足りないのかもしれません。当分売れそうな新車も出て来ないし。

対照的に堅調なのはホンダ。すでに全メーカー低迷していた昨年6月の対前年比は103、9%。そし
て今年6月も106、1%と、日本のメーカーじゃ唯一2年連続で対前年比を超えてます。フィットという史上最強のコンパクトカーが好調をキープ。そいつに加え昨年はフリード。今年インサイトという強力な援軍が登場しているからだ。

考えてみれば、メディアなどで話題に
なれば(良い悪いは問わず)、存在感をキープできる。私のWebのTOPの話題を見ても、やっぱりホンダ多く、トヨタやマツダが続く。まぁホンダについ
ちゃ厳しい意見を多く書いているけれど、それだけ積極的に活動しているということでもあります。対照的に日産は評価も批評もされていない。

話題のバロメーターである自動車雑誌を見ても、販売に結びつかないGT−RやEV、ゴーンさんネタばかり。肝心のプロダクトの話題はさっぱりだ。スカイラインの名を付けたSUVも貢献できないだろう。どこかでボタンの掛け違いをしてるんだと思う。

追記●一昨日のTOPで紹介したソープボックスカーレースは「面白い」という反響を多く頂ました。遊びのココロを持つ人が多いことに安心した次第。ちなみに日本でも大きなイベントが開かれている情報を頂きました。『全日本ダウンヒルダービー』というそうです。

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2 Responses to “日産売れ行き伸び悩む”

  1. 青海苔 より:

    最近買い物用のクルマを買い換えましたが、日産は候補にも上りませんでした。
    純ガソリン車で比べた場合、すでにどこのメーカーのクルマも機能・性能的には横並びだと思うのですが、その中で差別化する要素、簡単に表現すると「欲しい」と思わせる要素がないと感じました。
    買い物用とはいえ、百数十万円の費用がかかります。であれば、所持していて嬉しいと思えないクルマを買う気にはなりませんから。

  2. アマチュア部員 より:

    ホンダが好調なようですね。
    私の個人的な感想ですが、ホンダの小型車(フィット、フリード、インサイト、エアウェイブ)はエクステリアデザインが好きです。
    調べてみたら、フィットRSは16インチアルミをオプションで選ぶとリアブレーキがディスクになったりと、私のようなクルマ好きに対しても、しっかり守備範囲を拡げているようにも感じます。(デミオスポルトもそういうオプションがあったほうがいい)
    対して、ホンダのC-Dセグメントは徹底的に北米向けのクルマのようにも感じます。(アコードなど)
    まぁ、これはホンダに限ったことではありませんが・・・
    個人的にはフィットRSはもうすぐ日本発売になるVWポロと共に購入候補になっております。
    他のメーカーも日本の道幅で使いやすいBセグメントサイズで、少々の高級感や拘りが有り、過度なコストカットが目立たないクルマ(趣味でクルマを所有する喜び)を作ってもらいたいと強く望んでおります。(多少高価でもいいと思っております)

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