ホリデーオート休刊とな! 紙媒体はどうなっていくのだろう?

なんと! クルマ雑誌の売れ行きNo1になったこともあったホリデーオートが休刊になるという。週刊誌のような中閉じから平閉じに変更し値上げしたあたりから部数落ちていたというウワサは聞いていたけれど、ホリデーオートより少なくても頑張っている雑誌多い。というか、むしろホリデーオートって部数的に「中堅」だと思う。部数の落ち込みが急だったのかもしれません。

ホリデーオートだけでなく「すでに損益分岐点は割っている?」と考えていい紙媒体は多い。「社名にもなっている」とか「広告の引き合いがまだ多い」「1度休刊したら事実上の廃刊」みたいな理由で利益上がらなくても続けているものの、ホリデーオートの休刊は大きなインパクトを与えると思う。アメリカの如くWeb媒体に切り換えるメディアが出てくることだろう。

なぜ紙媒体が厳しくなっているのか? 自動車専門誌だけに限らない。最も辛いのは新聞だと思う。先日も毎日新聞が200人規模の早期退職者を募ったというニュース流れました。確かに毎日新聞、見かけない。ヒコウキなどに乗っても、読売と朝日、日経といったラインナップ。かといってWebでカバー出来るかと言えば、毎日の場合、アクセス人数は私のWebの24倍程度です。

Web編集部員にだけ給料出すならやっていけるだろうけれど、一次情報を入手しようとしたらとうていペイ出来ないだろう。現状は新聞担当の記者さんが取材した記事を掲載しているという流れです。基本的には毎日新聞の3倍のアクセス数ある朝日新聞のWebも同じ。Yahooのように一次情報を効率良く集め、まとめサイトにしてアクセス数を稼ぐのが賢い。

新聞も紙媒体を作っていたメディアも、生き残るためにはアクセス数が何より重要だということ。ただ健全な状況だと思えない。頑張っている新聞社も、足元厳しい。半年分の新聞契約を取るのにビール4ダースということも珍しくないほど。遠からず新聞の取り次ぎの統合が始まるだろう。こうなるとビール4ダース出すようなムチャは無くなる代わり、競争力減り部数減になる。

新聞社が持っている情報入手ルートは多岐に渡る。大手新聞社のパワー落ちたら、私らが得られる情報も減ると言うこと。なるべく新聞を契約し、紙媒体を買って頂きたいと思う。それには正しくて偏見の無い報道が何より大切だと考えます。以上、自分に言い聞かせています。

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