カーボンニュートラルで地球の温度は下がるのか?
カーボンニュートラルは「気候変動枠組条約締約国会議」(COP)で決められたもの。皆さん念仏のように「地球温暖化」と言っているけれど、世界的に確認されているのって気候変動です。今年の暑さはハンパじゃなかった。驚くことに日本近海の海面水温を見ると以下の通り。「2」と言う数字は30年平均より2度高いことを示す。日本近海、3度以上高い海域も!
冬に日本海の海水面温度高いと大雪になります
今年の夏が暑かったから海面水温を上昇させたのか、海面水温高いので酷暑になったのかはニワトリとタマゴながら。明らかに異常である。気象予報士さん達が小さな声で示唆している来週半ばから日本に接近する可能性のある台風は、海面水温2度以上高い南シナ海を進むという世界の気象コンピューターの推計。強烈にパワーを得るかもしれない。
豪雨も海面水温上昇が関係しているだろう
今年の日本近海について言えば、間違いなく温暖化している。海面水温が2度高いなんでただ事じゃありません。ちなみに三陸沖には5度近く高い海域あるけれど、こら黒潮の蛇行によるもので(こんな北まで蛇行するのも異常)、その他の海域の温度上昇と違う。とはいえこれまた「やませ」と呼ばれる本来なら冷たい北西風の気温を上げてます。
気になるのは2050年のカーボンニュートラルで気候変動を抑えられるのか、ということ。明確な答えは誰も持って居ない。ただ「やらないよりはいい」だし、6千万年前までの生物によって作られたと言われる化石燃料を燃やしたら、その時の二酸化炭素濃度になることを意味する。当時の地球の平均気温は今より圧倒的に高かったようだ(隕石の衝突で寒冷化します)。
だったら排出しない方が”地球”という生命体にとって好ましことは間違いない。だからこそ私はカーボンニュートラルを支持するのだった。そしてカーボンニュートラルは日本がエネルギー面で自立することを意味する。世界から奨励されているのだから素晴らしいチャンスだと思う。同時進行で食料の自給率を上げていけばサバイバル能力高い国になる。
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福岡在住です。
ほんの一週間位まで日差しそのものが、8月頭位の強さがありました。
まさに、真夏の日差しで暑い日々でした。
連続猛暑日で有名になった太宰府天満宮に観光で東京から来ていた人も、日差しの強さそのものが違うってNEWSで話していましたし、温室効果ガスだけによる温暖化とは違うような気がしました。
自動車がカーボンオフセットに向けて推進していくことを支持します。
しかし、気候変動に対してはもう少しダイレクトに効果がある方法というか、取り組みをしないと間に合わないのではないかと、能登の被災を見て思いました。
それは台風が日本に来ないようにぶっ飛ばすことなのか、豪雨に見舞われても大丈夫な国土・住宅を普及させることなのかはわかりません。
ただ、地震の仮設住宅が浸水の恐れがあるところに無策で作られたことに対して、何とも頭の悪い役所だなあと思います。人口減少、空き部屋増加の不動産(アパート・マンション)とうまく結びつけられなかったのか。コロナ禍のときはホテル一棟借り上げとかやっていた自民党なのに。
カーボンニュートラル(私は、カーボンオフセットでは、不十分と考えています。より利権を生みやすい構造だから)の実現のためには再エネが欠かせないわけですが、再エネの基本は地産地消です。巨大な電力会社が各家庭に電力を送るって社会ではなく、巨大な緑を破壊するメガソーラーではなく、景観を破壊する巨大な風車でもなく、各戸の屋根や地域性に根差した規模の発電を基本とし、それを送電網で織物のように地域を結び付けていくウーブンな社会(スマートグリッド)が理想だと思っています。もちろん、これを支えるために電力会社は必要です。
つまり、地方に災害時にも地方独自で持ちこたえていく力をつけるってことです。国に頼り、何かしてくれとか補助金くださいってって地方ではだめだと促していく。それが、地方自治の確立につながっていくことです。
また、そんな社会の必需品がEVなんだということも付け加えさせてください。何度も言うように、EVは動く蓄電池です。自分で、生活に必要なエネルギーを所有し、また移動に使用できるって、カーボンニュートラルな社会のひとつのありようを現していると思っています。そんな、蓄電池としてのEVを多くの人が所有する社会が、さあ来るのでしょうか。