突如出てきたスカイアクティブZとはなんぞ? ラムダ1燃焼と言われてるけれど、それ普通ですワな
マツダの上四半期決算で突如『スカイアクティブZ』というエンジンが出てきた。アルファベットで最後の文字ということから考えると、最後のピストンエンジンということを示すのだろうけれど、ウクライナ侵攻以後、よほどの理由無いと使わないようにしている企業も多い。欧州でスカイアクティブZと言ったらロシアをイメージしちゃいますから。マツダ、相変わらず空気読めない。
アカイアクティブXも鳴り物入りで登場
それはさておき、どんなエンジンなんだろう。マツダによれば「ラムダワン燃焼を行う。低回転から高回転までスーパーリーンバーンを行う」らしい。ちなみにラムダワン燃焼というのは理想空燃比でエンジンを稼働させること。完全燃焼します。トヨタのハイブリッドなどは基本的に全域ラムダワン燃焼を行っているため排気ガスがクリーン。したがってラムダワン燃焼って普通です。
「スーパーリーンバーン」が難解。技術的にもそうだけれど、やる意味解らず。まずリーンバーンさせるとポンピングロス減るため燃費良くなるものの、Noxを出してしまう。遠からず詳細決まるユーロ7などはNoxの規制値が超厳しいと思われる。ポンピングロスを減らしながら排気ガスのクリーン化も行うには、アトキンソンサイクルか、可変圧縮比しかないと思われている。
スカイアクティブXはラムダ1燃焼と圧縮着火というスーパーリーンバーンを組み入れたエンジンながら、コストの割に燃費メリット薄くビジネスとして考えると失敗したのは説明するまでもない。多くのメディアは「スカイアクティブZを究極のピストンエンジン」と持ち上げるものの、現在流れている情報だけで考えると「PHVに使う発電機用エンジンを作った方がいいんじゃね?」と思います。
私のヨソウは、多くのメディアと違いピンで使うエンジンじゃないと思う。メディアの皆さんは「6気筒にもなる」と聞いた時点でピン用のエンジンだと思い込んだのかもしれません。確かに6気筒にもなるだろうけれど、4気筒でシンプルな構造を持つ軽量&コンパクトなハイブリッドとPHV用エンジンだと考えます。じゃないとマツダも日産に次いで危なくなる。
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いつも興味深く読ませていただいています。
将来の排ガス規制対応の新エンジンは自社製ハイブリッド用だと思っていました。それはトヨタのCTOが排ガス規制によるパワーダウンはモーターアシスト、つまりハイブリッドで対応するしかないようなことをおっしゃっていたからです。
しかし究極のエンジンという記事をみてびっくりすると同時に、スカイXの時も似た話があったことが思い出されます。
マツダはスカイG改+HVと画期的なスカイZ単独の2本建で対応するのでしょうか?
それとも、失礼な見方になるのですが、毛籠社長は、HV用エンジン(小改良)をZと命名して大々的に
いまのネガティヴな風潮を払拭しようとしているのでしょうか。
個人的な見解ですが、「Z」は「X」をハイブリッド用に最適化させたものなような気がします。もし事実なら、そのように明言すればいいと思うのですが、某「CTO」様(笑)がイヤイヤしたんでしょうか?シロウト的には状況が状況だけにハイブリッド最適化エンジンにしか見えないです。そうじゃなかったら色々とマズイのでは…?それはそうと、マツダのネーミングセンスの悪さは「愛嬌」だと勝手に思っております(笑)
”Z”をゼットと読むのかゼータと読んだらいいのか。
Zだと終わりだからせめて一歩手前の”Y”(ワイ、イプシロン)とでもしておけば…
それにしても、日産と違ってマツダはずいぶんと開発リソースがあるんですね。この間までディーゼル直6とPHV直4とやっていたのに。それとも小改良でも汲み取る良き社風(日産と逆)があるのでしょうか。BEVまでは少し後ろ倒しになるので、エンジンの改良も良いことだと思います。
今回に限らずだがマツダは手段と目的を取り違えてるのでは無いかと思う。PWSの様に過去にマツダが実現した技術で他社が追随したものが少なくマツダ自身も諦めたものが多い。
他のメーカーが手を出さないものはなぜ他のメーカーが手を出さないかという事を考えた方が良いのでは無いか。
マツダは最近2.5Lエンジンで140馬力まで落としてEuro7対応したので、
今度のSkyactiveZではそれほど馬力を落とさずに全域λ=1燃焼を達成できたといいたいのではないかと。
リーンに関しては昔からG/Fリーン燃焼と言っているλ=1での高EGR燃焼のような気がします。
フタを開けてみたら
コンパクトなミラーサイクルエンジンでした
とかだったら最高なのに。
Zはロシアを連想させるので、フェアレディZをフェアレディ乙と呼んでいたのですね!
今まで分かりませんでした。
ではフェアレディZの正式なネーミングもフェアレディ乙に日産に変えてもらいましょう。