ロードスターの価格を発表

マツダ・ロードスターの先行商談が始まった。当然のことながら価格や装備を公表しないと見積書も作れないということで、今年6月になる正式発売に先駆け、本日スペックを発表している。気になる価格だけれど、事前に大雑把な目安は公表されていたものの、実際買うとなるともう少し高くなるようだ。

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マツダによれば「売れ筋グレードは中間のS スペシャルになると思います」。価格は6速MT仕様で270万円(アイドルストップ付きは278万400円)。6速AT仕様だと280万8千円。これに今や必要装備となった10万8千円のセーフティパッケージと、4万円程度するナビを(お買い得)付ければ、295万円前後。

基本的に値引き無しのため、諸税や保険、登録諸経費を加えたら、330万円近い支払金額になってしまう。一番安い『S』というグレードなら249万4千円ながら(諸費用込みで280万円前後)、サイドエアバッグも付かない”素”の装備内容。クルマを買ってから自分で手を加えたい人向きだと思う。

しかし新型ロードスターの価格を見て自動車業界で「少し強気なのでは?」といった意見が多くなってきた。マツダは「若い人達に乗って欲しい」と言っているが、この価格になると厳しい。330万円を出せる人なら、VWゴルフやボルボV40といった魅力的な輸入車と価格的にバッティングする。

確かに最近マツダは良いクルマを作るようになってきたと思う。ちなみにロードスターの担当者に「免許持っていない人に対し、相当額の補助を行うなど若い人向けのプランを考えたらいかがか?」と聞いてみたが、面白いですねという反応は見せつつ具体的な動きはないようだ。

249万4千円のグレードで例えば20万円くらいの免許取得援助などしてくれたら、相当嬉しいんじゃなかろうか。「若い人に乗って貰いたい」という美しいストーリーも付く。悪い条件じゃないと思うんですけどね。お金持ちはぜひフル装備で! 良いクルマです。

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