マツダ 雄 と書いて タケリ 

マツダが東京モーターショーの出展車を早々と発表した。注目は『雄』(takeri)とネーミングされた、おそらくアテンザの後継と思われる4ドアモデル。ジャガー風のうねうねしたボディシルエットを持っており(コンセプトカーなので市販モデルとは異なると考えていい)、スカイアクティブのガソリンとディーゼルを搭載する。

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「鼓動」の流れを汲むデザイン

興味深いのはブレーキ回生を取り入れている点。回生した電力を先代ミラのアイドルストップと同じく、バッテリーじゃなくキャパシタ(コンデンサー)にため込む、というあたりが面白い。この電力でエアコンなどエンジ停止中の電力を賄う。マツダによれば、アイドルストップとハイブリッドの中間に位置するそうな。

スカイアクティブのディーゼル搭載モデルはJC08モードで20km/Lを大きく超える燃費を目標にしてるというから楽しみ。カムリHVとガチで勝負できるECOセダンになるかもしれません。実燃費で15km/L以上なら軽油とガソリンの価格差もあるためカムリHVと好勝負になりそう。市販モデルは2012年秋の発売か?

CX-5の日本仕様も登場してくる。こちらもスカイアクティブのガソリンとディーゼルの両方をラインナップ。気になる2、2リッターディーゼルは最高出力175馬力。最大トルク420N・mとトルクフル。JC08でエクストレイルGTの
13,8km/Lを圧倒する18,6km/Lを達成しているというから素晴らしい。

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サイドビューはカッコ良い

ややスタイルに好き嫌いが出ると思うけれど(私はCX-5もデュアリスも好みでない)、価格次第じゃ欧州で大ヒット車になるかもしれません。ちなみにフルスカイアクティブ・ガソリンの2リッターは155馬力の196N・mで、10・15モードは17,6km/L。15km/Lのデュアリスがアイドルストップ付きになれば大差ない?

・ECOカーアジアは「ゴーン社長、守れない約束?

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6 Responses to “マツダ 雄 と書いて タケリ ”

  1. さね より:

    コンセプトカー、カッコイイですね。今度のCXー5はネットなど見てると、いろんな数字が飛び交ってて2駆の数字なのか?4駆の数字?10・15なのか、JC08なのか? デカくて重いSUVの4駆でJC08でアクティブガソリンでリッター16なら、まあいい方だと思うし、違ったらフルスカイ期待はずれな気が… スカイDは素直に凄いですね。 フルスカイなんだし、数字はともかく実燃費が凄くないと!ですよね。信じますけど、スカイアクティブアクセラの記事など走りばっかりで肝心の実燃費には触れてないとこが??期待半分にしとこ。 やっぱり日本式燃費表示変えた方がいいと思います。低燃費を謳う車ほど、実燃費と乖離が激しいし、ミライースの実燃費の記事やネットでの報告もちょっぴり残念。なんにも気にしなく渋滞があっても、平均リッター24、5キロは出るのかなぁって勝手に思ってたけど、プリウス以外の低燃費車はまあ平均15〜20いくあたりですか、運転の差や道路環境によるだけで、似たり寄ったり。表記された数字を出す実力があるのは分かるし、比較対照としての目安になるのもわかります。でもやはり現実的でないしなぁ。 なにはともあれ今度のCー5でスカイアクティブテクノロジーの試金石ですね。 これ売れる売れないは別として、コケたら本当にマツダ心配なんですけど… 次の車はスカイアクティブ車考えてるだけに、大丈夫か?

  2. 真鍋清 より:

    2007年に現行モデルが登場して以来、最初の数年はそこそこ一定量売れるも、「例によって例の如く」2010年あたりを境に売れ行きが激減し、まして今となっては月間100台も出れば良い方―そんな悲運の名車・現行マツダアテンザ。
    そんな良識的なエンジニアリングに貫かれたアテンザの次期モデルを考えた場合、その原型とも言うべきコンセプトカー「タケリ」には次世代を生き抜くべく内燃機関の可能性を探究する要素が散りばめられており、個人的に「スカイアクティブ+回生機構」に感心させられている。
    キャパシターに電力を蓄電し、エンジン停止時の電力を補うのはまあ言ってみればコロンブスの卵とも取れる一方で、非常に合理的で通常のガソリンエンジン車よりも少なくとも15-20%は燃費を稼げるのと同時に「ハイブリッド+アトキンソンサイクル」の落とし穴たるバッテリー液量低下モードでの熱効率の低さとも無縁で、エンジン車の魅力を徹底追求するマツダの姿勢には大いに共感できよう。

  3. マーブル より:

    新技術を搭載するということでマツダR&Dセンター横浜で披露の様子がローカルニュースで放映されててコンセプトカーやCX-5がカッコいいと思いました(フロントグリルを除いて)。
    CX-5の2.2リッターディーゼルで18.6km/Lであればアクセラやプレマシーの次期国内モデルに2.2リッターか欧州向けの1.6リッターディーゼルを刷新して搭載したらおもしろい存在になると思います。
    ただ、今までの流れからすると今ある車種の次期モデルはあのグリルになると思うのでその辺が心配ですが。

  4. 605 より:

    今はクリーンディーゼル・パジェロに乗っていますが、燃費がリッター9弱〜12キロ(満タン法)で運転も楽で気に入ってますが、スカイアクティブDがとても気になります。
    こちら(といっても大分遠いGSですが)の軽油の最安値は106円(レギュラーは131円)で、燃料代の安さから次もディーゼルにしたいですね。高回転までは回りませんが、ドライバビリティも気に入っています。

  5. 団塊eurasia より:

    他の方もコメントされていますが、今のマツダ車のフロント(顔)デザインに疑問を持っている一人です。
    マツダ車のアイデンティティーとして5角形グリル(開口部デザイン)を継承することは重要ですが、下部中央が尖ったコマのような形状のため、重心位置が上方で、いかにも不安定に見えます。(どっしり感が無く、他のクルマのような、これといった特徴も希薄)      今後は5角形グリルにこだわらず、デザインの自由度をもっと広げるべきです。
     また、クルマの顔の目にあたる前照灯ランプも全車種、目つきが悪く、他を威嚇、恫喝しているように見えて私は好きではありません。(マツダは獲物を狙う豹の目と表現している)
    もう一つ、世界に誇れるスカイ・アクティブのエンジン・カバーのデザインも最悪です。
    塗装色といい、デザインといい、がっかりです。 (マツダ車の購買層はボンネットを開けてエンジンルームを点検する人が多いと思う)
    AudiやVW、BMWなどのエンジンルームの装飾(意匠性を持たせている)を見て、もっと勉強してください。
    マツダに頑張ってもらいたい為、あえて書きました。

  6. アンチ盗用多 より:

    有名評論家が書くと、売れ行きにかなり影響があると思います。
    私は親方についてはデザイン音痴だと思っています。
    過去にトヨタ車は無条件に褒め称えたり、批判は控えめながら、マツダにはけっこうバッサリと嫌いと個人的な見方だけで言う。
    日本が大変なときにマツダが傾いて、中国資本に買収されるなどの最悪な結末とならないように、トヨタ以外の日本メーカーにも前向きな意見をお願いしたいです。
    過去に親方が叩きまくって売れ行き低下したトヨタ車のライバル車たくさんありますから。

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