シトロエンの新型C4カクタス、良いクルマでしたね!

ハズレくじを引いたとガックリ来たシトロエン新型C4カクタスながら、これがめっぽう良いクルマでありました! 全く意識していなかったのだけれど、最低地上高メチャクチャ高い! ブドウ畑のつづら折れを走っているとけっこうなデコボコあります。普通の地上高だとカンペキにお腹擦っちゃうレベル。なのにC4カクタスときたら一度も接触せず!

また、一応舗装路ながら、パンツァープラッテという戦車のテストコースはグラベルのようにデコボコ。コンクリートの中に大きいグリ石が混ざってる感じ。皆さんパンクしまくり。下を見てレッキ後半組の30台中、10台くらいパンクしてました。特殊なパターンを採用しているC4カクタスの『FURUDA』はサイドウォールもタフ。ノートラブルです。

搭載されているエンジンはPSAグループの中核となっている110馬力の3気筒1200ccターボ。タイしたパワーでこそないけれど、160km/h巡航くらいなら可能だ。ATは6速。ロボタイズATのようなダイレクト感のあるロックアップしまくりの制御ながら、トルコンだという。全長は4200mm。何で日本に持ってこないのか理解出来ない。高くなければ売れそうだ。

C4カクタスといえばドアブブンに付いていた「エアバンパー」が特徴だったが、新型で廃止している。日産車のデザインクオリティ担当の部長である木原さんによれば「樹脂部品は外装に使うと評判が悪いんです。モンク出たんでしょう」という読み。確かにエアバンパー、掃除もたいへんそうだし経年変化で色も変わる。ドアパンチには有効だと思いますが。

そんな木原さんはルノーのミニバンを見て「これは日産の品質基準に届いていませんね~」。ルノーと日産、共通化を図っているものの、未だに違いがあるそうな。上のミニバンもルノーの菱形エンブレムがボンネットにまで食い込んでいるため、日産仕様を出そうとしたら大がかりなコストが掛かってしまう。C4カクタスはお気に入りの様子。

レッキ中に通り掛かったパン屋さんでお昼。木原さん、お店のオバサンにさんざんイヂられる。英語で話しかけるもドイツ語でしか返してこない。コーヒー頼むのも苦労するほど。されど最後にニタニタしながら流ちょうな英語。戦争映画見てるとドイツ人は怖いが、実際そんなことない。日本も海外だと第2次世界大戦のイメージがバックにあるんだろうか、と思う。

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