ヤリス、フィットを凌ぐ安全装備+コネクテッド標準装備で145万5千円から。ガチです!

2月10日に発売される新型ヤリスの詳細が発表となった。こんな早いタイミングで価格まで出してくることなど異例。やはり新型フィットを意識したんだろう。一方の新型フィットは「2月発売予定」としているだけで、価格だけじゃなく発売日すら公表していない。本日から受注開始出来る新型ヤリスに出遅れましたね! ホンダ、戦略的に甘い。

自動ブレーキは最廉価グレードのみオプション

新型ヤリスの素晴らしいトコロは自動ブレーキ性能にある。車両や歩行者に対する自動ブレーキは今や当たり前! さらに新型ヤリスは右折時の直進車両接近に対し警告を出し、ブレーキ掛けなければ自動ブレーキ。また、右左折時の歩行者も検知し自動ブレーキ掛けてくれる。トヨタ初です! バック時の自動ブレーキもオプションで選べる。

エアバッグ展開するような事故に遭遇したら救難体制敷くコネクテッドは最廉価グレードを含め、auの通信装置付きで標準搭載。通信料は5年まで無料。それ以後も継続するなら年間3300円とのこと。ブラックサタンによれば「コネクテッドで20万円値上げした」(廉価グレードには装備されていないですが)というマツダ3ってカンペキなる殿様商売です。

上級グレードは8インチが標準

驚くべきは全てのグレードに液晶ディスプレイが装備されていること(廉価グレードは7インチ。1万1千円で8インチになる)。スマートフォンを繋ぐと、それだけでトヨタのスマホナビやLINEカーナビ、ラジオにアクセス可能。オプションでさらに高機能のナビやアップルカープレイ/アンドロドイドオートも使えるようになる。実質的に10万円程度の値下げ?

エンジンは69馬力の3気筒1000ccと、パワフルな120馬力3気筒1500cc、そしてハイブリッドから選ぶ。足として使うなら1000ccで十分だと思うけれど、クルマ好きなら1500ccを選ぶべきだ。価格は14万3千円高くなるものの、アダプティブクルコンやレーンキープが付くし、何より圧倒的にパワフルで楽しいと思う。マニュアルで乗るのもいいかと。

驚くべきはハイブリッドの燃費。JC08の80%くらいになると言われるWLTCモードで36km/L! もはや冗談のような数値である! ライバルのフィットハイブリッドはJC08で40km/L超えを目標にしたようだけれど、完全に突き放した。平均燃費25km/Lが要求される2021年規制も、ヤリスハイブリッドあればヤリスGR-4の燃費悪くたってカバー出来る。

新型フィットと比べた時に感じる唯一の弱点はリアシート。ハッキリ狭いです! もしリアシートを多用するというなら、真剣に比べてみたらいい。リアシートの使用頻度が低いという場合、新型ヤリスのクルマとしての魅力が光る。私なら1500ccのマニュアル車を買って輸入車にように楽しみたい。そろそろ最後の1台を考えている先輩世代もマニュアル車を推す。

そうそう。ヤリスGRにも1500cc車があるというウワサを聞いた。考えてみたらヤリスGR、モータースポーツ参戦のベース車両的な位置づけ。全日本ラリーの1500ccクラスに出場出来るCVTなどあっても不思議じゃ無い。このあたりはオートサロンで発表か? 遠からず3気筒NAの1600cc車など用意したら国際格式の1600ccクラスに出場出来る。

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