日産、ルノーにケンカ売った! 勝てるのか?

いやいや驚く展開になってきました! 日産は取締役会を開き、全会一致でゴーンさんとケリー容疑者の罷免を決めた。この決定の前にルノーから「取締役会は延期して欲しい」というリクエストあったという。それでも強硬した、というならルノーにケンカ売ったということです。というのも取締役は株主総会で決める。ルノーにケンカ売ったら次の株主総会での再任100%無し!

つまり現在の取締役7人についちゃ次が無くても良いという決断をしたのだった。当然の如くルノーからすれば超面白くない。近々欠員になった取締役2人の補充をすべく臨時株主総会を開くだろうが、そこで44%の持ち株比率の権利を行使、取締役全員の交代を要求してくることだろう。つまり日産はルノーにケンカを売り、ルノーも買うことを意味する。全面戦争の始まりであります。

現在の枠組みを考えれば日産がケンカにより主権を取ることは困難だと思われる。ただケンカ売った。勝てる見込みあると踏んだのかもしれない。我が国からすればこれ以上ルノーに上納金を払うのはカンベンしてもらいたいところ。ケンカして欲しい! ただ勝てないケンカで負けたら日産を失うことになります。日産がマクドナルドやコカコーラのように外国の企業になることを意味する。

ケンカして我が国が勝てたら「政府もなかなかやるな!」と高く評価します。ただ相手はケンカ巧者。戦争以外で自分の利権を失ったことなどない。ベトナムだって日本がフランスから解放したのだった。どんなバトルになるのは大いに注目したい。甘やかされて育った子供が勝てると思って腕を回して大人に突っかかっていくような状況じゃないことを強く強く望みます!

<おすすめ記事>

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ