水没したハイブリッド車やEVは安全です! 要救助者いたら助けてあげてください
またぞろ「水に使ったハイブリッド車や電気自動車に近寄るな」というワケわからんウワサが飛び交っている。水没して人が残っているとしよう。誰かがそういったデマを受け「ハイブリッド車だ! 近寄るな!」と言ったら必ず同調する人たちが出てくると思う。結果、おぼれている人を助けられない。
何度も何度も書いてきた通り、ハイブリッド車や電気自動車は強固な漏電防止システムを構築している上、万一漏電したとしても瞬時にブレーカーが切れるようになっている。むしろ水たまりなどは普通のエンジン車よりサバイバル能力高いほど。私はリーフでラリー中、言えないほどの水たまりに入った。
実際、東日本大地震の時は大量のハイブリッド車が津波で流され、なかにはぐちゃぐちゃに壊れたプリウスもあったけれど、漏電の報告一件もなし。茨城の洪水の時だってハイブリッド車や電気自動車が水没したが、これまた漏電なし。それくらい高電圧系を使っているクルマの安全性は高い。
もっと言えば国交省も自動車メーカーが高電圧系のバッテリーを搭載するにあたり、様々な安全基準を要求している。これはもう常識をはるかに越える厳しさで、具体的に言えばバッテリーケースに金属が刺さっても厳しい状況にならないようなってます。クルマがつぶれたって大丈夫だということ。
したがって水没しているくらいじゃ何の問題もない。ただし! 要注意はテスラ。国交省の基準で作られていない上、漏電によるものと思われる火事が何度も起きている。テスラも情報を公示しないため、安全かどうかも不明。私もテスラだったなら少し躊躇う。何かで漏電のチェックをしてから近づきたい。
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