製造業日本脱出着々
アメリカでの販売統計を見るとなかなか興味深い。今日はほとんど報じられない実情を。6月にアメリカで売れた台数は、トヨタが17万7795台。このウチ乗用車4万473台。『ライトトラック』に分類される、いわゆるSUV1万2745台のトータル5万3218台を日本などから調達している。30%が輸入車ということ。
円高が続くと、この30%分で損を出してしまう。ちなみにトヨタの台数のウチ、プリウスだけで2万台を占める。次期型プリウスはアメリカ生産になるというから、イッキに日本から輸出する台数が減り
ます。その頃にはヴィッツもヨーロッパ製になっているし、タイなどから輸出する分も出てくるだろう。日本脱出だ。
日産はどうか?
6月の販売台数9万2237台
輸入車は乗用車1万1262台
SUV1万6349台
合計2万7611台でトヨタと同じく比率30%。
日産は効率主義のゴーンさんが早々に日本脱出を済ませているかと思いきや、意外にも「日本に残る」と言ってるトヨタとイーブン(ちなみにメキシコ工場で生産
してるクルマは輸入車に含まない)。日産の乗用車ラインナップを見ると、ローグやムラーノ、キューヴ、インフィニティなど案外日本生産車が多かったりす
る。
ホンダを見てみよう。
6月の販売台数12万4808台。
輸入車は乗用車8699台。
SUV3028台。
合計1万1727台で比率9,4%。
日本で生産している乗用車はフィットやCR-Zなど少数。フィットもやがてタイなどアジア地域で作ったモデルに切り替わると思う。次期型NSXのようなモデルもアメリカ生産になる。そう考えると皆さんホンダの危機を指摘するけれど案外動きが早く、しぶとい。おそらく2013年は莫大な利益を出すんじゃなかろうか。
このデータだけ見ても、日本の製造業がいかに深刻な状況になっているか理解して頂けるだろう。電力不足で日本から出て行く産業な
ど、円高で脱出する産業に比べれば無視できるレベル。どじょう が命を掛けるべきは円高対策のハズ。電力不足で産業が逃げ出すと言ってるエセ識者も現実を直視したほうがいい。
ちなみに円高が進んで空洞化しても日本の自動車産業は沈まない。貿易外収支を見ると黒字増えますから。ただ新しい産業を立
ち上げない限り、間違いなく雇用減る。電機業界のように世界シェア減れば、貿易外収支も減っていく。緩いインフレを誘導しなければ、一段と厳しい状況に
なっていくだろう。
・ECOカーアジアは「メビウスというクルマ、知ってますか?」
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こりゃ話を聞けば聞くほど製造業が日本にいる意味は日本で発祥したメーカーとゆう意外、今の日本にいるメリットないですねぇ。意外と日産は日本で結構作ってたんですね。ただ法規がなきゃ日本市場車は安全性の見識は低いよーな気がしますけど。またMCのたびに装備やら内装を手抜きして、しょぼくするコストダウンは伝統?いただけないですけど。 とにかく日本全体で空洞化や雇用、超円高、ながーいデフレなど政治家の先生方に頑張ってもらはないと…無理だろな今の国会じゃあ。あるコメントで日銀は優秀とゆってた方がいましたが、20年以上デフレな国なんて聞いたことありません。日銀は無能でしょ。政治家の先生の命令で動いているとか?民意そっちのけで、政治家、財務官僚のいいなり時点ですでに無能。マクロ経済などでは政策はぼちぼちやるんでしょうがねぇ…。 とにもかくにも企業が海外脱出は止められなくても、技術立国として憲法第9条も含めそろそろ古い政治家先生や無能経済アナリストなど引退していただいて、沖縄から北海道、北方領土も含め、大国から守らなければならないし、経済、産業のありかたを国を挙げてやるべきだと思う今日この頃ですね。 また原子力にたよる頼らないは別ににして、エネルギー政策の為にも、憲法改正は必要不可欠だと思います。我が国にはヨード意外は資源がないんですから。大日本帝国時代もアメリカなどが経済封鎖によりエネルギー問題でやもなく?喜んでたかは知りませんが太平洋戦争へと走った歴史から学ぶべきです。
本ブログに関連して、下引用の日本経済新聞の社説。ご存知かと思われましたが、製造業についての考え方として極めて妥当な内容であると思われましたので、ご参考までにと思い。
なお、日経はこれまで製造業軽視のような印象もありましたので、この社説の主張に関しては一歩前進とやや胸をなでおろしていますが、ただし、国沢さんも触れられている、いわゆるマクロ経済政策である、円高の阻止、およびデフレ問題については、この社説ではほとんど触れられておらず、ここの問題の解決なくして産業の空洞化の阻止は考えられないと思われるのですが、触れられていないのは、日銀、あるいは財務省に気兼ねしてのことなのでしょうか?
いずれせよ、デフレ、円高、産業空洞化の問題は、大袈裟さでなく、日本の存亡、若者を始めとした勤労者の雇用、生活が掛っている問題ですから、政府、日銀にはもっと危機感をもって取り組んでもらわないとほんと困ります。
製造業の空洞化に歯止めをかけるために(社説)
(日本経済新聞 2012/6/7付)
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO42289940X00C12A6EA1001/
(前略)
>製造業の特徴の一つは、賃金の相対的な高さだ。製造業就業者の平均年収は466万円(2009年)で、サービス業の1.5倍に当たる。製造業の規模縮小は、日本社会が比較的収入の良い雇用機会を失うことにほかならない。
>世界に目を転じると、一時は金融などに傾斜した米英でも、製造業を再評価する機運が高まっている。アジア各国はもっと積極的だ。例えばタイの一部の地方では新設工場について、8年間は法人税を免除し、続く5年は半減するという大胆な策を打ち出した。
>世界が工場や拠点の誘致を競うなかで、日本政府はその現実に鈍感すぎないか。貿易自由化の遅れを取り戻し、高すぎる法人税や膨らむ社会保障費の企業負担分を軽減することで、ビジネスしやすい環境を整える必要がある。
(後略)
時期型プリウスがアメリカ生産になるのは痛いですね。そうなると日本で生産を続けるのはマークXやクラウン等の日本国内専売車だけになるのでしょうか? それでも結構な数にはなりますが…。
その上、フィットが海外生産になるとなれば日本国内での自動車の製造台数が激減しますね。当然それに伴い製造業に従事されていた方々の雇用も激減する。「雇用」の観点から見れば危機的状況ですね。
政府や官僚に何とかして欲しいですが…期待するだけ無駄でしょうね。マニュフェスト=政権公約で明言した事項をシカトして実行せず、その替わりに「聞いてないよ!」な消費税増税を必死で実現しようとしている。しかも「まず8%にして2年後に10%にする」なんて意味不明な事を言ってる。これって「①企業や役所が現行の5%設定のシステムを8%に仕様変更&既存の請求書や領収書その他の膨大な数の印刷物を「8%表記」に更新する⇒②2年後に今度は「10%仕様&表記」に再度変更する」という時間とコストの壮大な無駄! 意地でもやるのなら一気に10%にして少しでも無駄を減らして混乱を避けて欲しい。「2年間だけ8%」は絶対に無駄!
なので彼等には「今の日本国の現状」を見て、やる事の優先順位を決めて欲しい。「自動車産業の空洞化とそれに伴う国内の雇用の減少」なんて真っ先に何とかすべき事でしょう!? ホントに有休取って霞ヶ関と永田町に行って「何やっってんの?」て行ってきたいです。
コムスに関しては…どうやら国交省は「シニアカーの拡大版」を考えていた様ですね。そうとでも考えないとあり得ないスペックですよね。でないと「幌製のドアがオプションで5万円」なんか考えられないでしょう。まさしく「ナメてんのか?」ですね。最後は所ジョージが自分の雑誌でおもちゃにしてそうですね(笑)。軽い悪夢ですね。
ホンダが業績良いのは国内生産を重視しないからとは言われていましたが本当だったんですね。合理的な考えですけどね。すでに製造業は国内生産をあきらめているんじゃないですかね。日本も早いところ製造業メインの考えから脱却しないと酷いことになります。正直少々円安になってももう国内生産はしなくなるんじゃないですか?人件費が高いのは事実だから東南アジアや新興国には勝てませんからね。雇用がどうとか言っても結局首切りばかりやってそれで業績が上がれば経営者は評価される、これが当たり前になってるんだから改善するわけありません。ただそんなことばかりしていると技術者が流失して新興国に技術レベルで追いつかれてくる。そうなると日本の製造業の売りはまったく無くなる訳で自分の首絞めてるようにしか思いません。
馬鹿民主の肩を持つつもりは無いですが、8%表記についてですがほとんどのシステム屋は3%から5%に変更になった時に先を見越してわずかなアップデートで変更可能なはずですが?私もサーバー関係の仕事していますがたいした手間ではありませんが役所はそんなにシステムが古いのですか?印刷関係の仕事もしていましたが3%から5%に変更になった時に相当に混乱したので表記は外税で統一されてるはずです。
自国の事ですら決められないような国にしたのは…
門外不出のノウハウを海外の企業へ売って、破産を免れた中小企業も数少なくないとか…
どうなる!?
JAPAN!?
役所は古いんです。「居る人間のアタマん中」と「条例&規則&施行令」+「慣例」+「前例」が(苦笑)。
貧乏なウチの市は「8%表記」になったら「5%表記時代に印刷した各種印刷物の『5%』の部分に「"="の消印」を押して下に『8%』のスタンプ印を1枚1枚手作業で押して既存の印刷物を使い切る」でしょう。「先を見越して次年度の『印刷契約』を8%表記で締結する」なんて民間企業では当たり前の起案がすんなり通らないのが役所ワールドの珍妙な所です。「そんな前例はない!」ですね。もちろん既存の印刷物をゴミにしないで最後まで活用する事自体はいい事なのですが(笑)。
システム更新も「長期継続契約」が基本なのでホンの少しの変更でも「独占状態のシステム業者」の高っかい高っかい言い値でやってもらわざるを得ません。民間企業の方は想像も出来ない様な「ええぇ!?」な金額ですよ〜(苦笑)。
PS:今日は仕事の後、私的な通夜でした。で代行で帰ってると、運転手さん曰く「このおクルマの足回り、純正でこんなんなんですか?」「はい。硬いでしょう?」「ええ、硬いですねぇ〜」だと。トルネオ君は基本ノーマルですが運転席のみレカロとインテグラ96Rホイール装着してるのでライトチューンのクルマだと思ったのでしょう。それだけ最近のクルマは乗り心地が良くなったんでしょうね…つまりそれだけトルネオ君の足回り設定が古くなったんですね…。