関電の金貨入り菓子箱や50万円のスーツ見てると原子力発電のバックボーンが見えてきます

もしかしたら電力料金ってガソリンより圧倒的に安いのかもしれません。考えて頂きたい。関西電力みたいなデタラメなことやって原発を作ってきたら(原発のある地域の好評設備を考えたら関西電力だけじゃないと思う)、もの凄いコストになることだろう。電力会社が買っている化石燃料の調達コストも「安定供給」という金科玉条のため、相場よりずいぶん高いようだ。

日本で原発を推進してきたのはアメリカだというのは関係者なら皆さん知ってる。2011年まで我が国としちゃ「国策」ということで猪突猛進原発にお金を掛けてきたのだった。その割に原発の再稼働に時間掛かってるのは、アメリカが原発を推さなくなったためというのも皆さん知っていること。東日本大地震で日本の立地は原発に向かないという結論を出したのだという。

さて。我が国は地熱発電のポテンシャルが非常に高い。原発20基分(2200万kWh)くらいなら高度な技術や高いコストを支払わず地熱発電所を作れる。今までなぜ作っていないか? こらもう簡単。どこの地熱発電サイトを見ても1)電力会社のその気無し。2)国が推進する気無し。3)火山の近所は基本的に国立公園のため、民間企業が自由に建設できない、という3点を挙げる。

原発を推進せよというアメリカのリクエストのため、地熱発電を事実上禁止してきたワケです。ここまで読んで「じゃアメリカが地熱発電を認めればいいのか」と思うだろう。その通り! 日本をプッシュしたらあっという間に原発20基分の発電所が出来るころだろう。だったらアメリカの企業に地熱発電所の建設を丸投げしたらいい。6000億と言われるイージスアショア、ムダ使いだ。

日本じゃ使い道の無い燃料の原料になるトウモロコシを大量に買わされるのなら、やはり地熱発電所の建設費に回すべきでしょう。ちなみに地熱発電は二酸化炭素を出さない。地震で壊れても蒸気が噴き出すだけ。壊して作り直すのだって簡単。発電コストは1kWhあたり10円を大きく下回り、最も安価だ。こいつをベース電源にして風力や太陽光の高いコストを吸収すればいい。

さて。今でも毎日5500万円の維持費が掛かるといわれている高速増殖炉「もんじゅ」は国家予算から支出されている。1日あたり5500万円ですよ! これだけの予算あったら、どれだけ困っている人を救えることか! しかも大量の電力を消費してるんだから本末転倒です。原発の難しさは現時点で壊れたら人間がコントロール出来なくなること。廃炉のコストだって不明です。

 

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