MDAS-Ⅲ
関越道のバス事故の件、メディアは運転時間や距離の話に終始している。今回の事故は全行程500km+αのうち、約400km
地点で発生してます。400kmで2マンクルー体制にしなければならないとなれば、大手観光会社の観光バスも困ることになるだろう。9時間という時間も
「長い」という解説者が居ます。
これまた今回の事故は運転開始から6時間30分で発生しているため、8時間だって安心出来ないということになる。もし今回の事故のドライバー側の事故要因を上げるとするなら、運転する時間帯だと思う。ずっと夜勤が続いていれば、朝方猛烈に眠くなることもない。夜勤続きなら昼間にキッチリ眠れる。
しかし朝起きて夜寝る、という生活サイクルの人だと夜間の運転は厳しい。事故を起こしたドライバーは3日間休みだったというけれど、どういう生活パターンだったのだろうか? 走行距離や時間で規制を行っても決定的な事故防止策にはならないと考える。2マンクルーだって居眠りは起こしますから。
不思議なのは、大型トラックに付いている居眠り防止装置がなぜバスに付いていないか、だ。三菱ふそうの『MDAS-Ⅲ』という居眠り防止装置(全車標準装備)は15分間で運転のパターンを掴み、CCDカメラで車線を監視。怪しいとなればすぐ警告をしてくる。またレーンを逸脱しそうになれば警告音を出す。
MDAS-Ⅲ、私も東北道でスーパーグレートに乗り試してみました。なかなか良く出来ている。今回の事故はしばらくフラフラしていたと乗客が言っているため、必ず警告を出してくれたと思う。ということを本日朝の『やじうまテレビ!』(テレビ朝日)でコメントします。少しでも違う安全策を理解して頂ければうれしい。
・ECOカーアジアは「次期型Xトレイルは1,6リッターディーゼル?」
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近頃の自動車事故の報道について、
もし国沢さんとこのサイトがなければ、
自分もマスコミ・警察の発表を鵜呑みに
していたと思います。
毎日良い記事をありがとうございます。
これからもおもしろい記事をよろしくお願いします。
京都亀岡や千葉での事故といい、関越道のバス事故といい、本当に痛ましいです。メディアの論調を見ていると、とにかく叩きやすいところを叩き、遺族の方や友人のインタビュー映像をたくさん流してただの「悲しい話」にしたい、という感じを受けます。今や安全装置を着けるのも普通に出来ると思いますので、国には義務化に向けて動いてほしい。事故はゼロにはならないかもしれませんが、衝突を回避できたり、たとえ衝突してもダメージを軽減出来るはずです。こういう事故による犠牲者を減らし、安全を確立していく仕組みづくりを国に訴えたり、世論を醸成するのもメディアの大切な役割だと思います。
同じ仕事を生業にしている「オヤジ」から一言。
今回の事故をおこした車両の年式はは、形からして平成五年前後だとおもいます。
余談ですが排ガス規制のある東京都内へ入るにはいわゆる「東京マフラー」だけ付ければ普通に運行できますが、国沢さん、観光バスの車体の構造って見たことありますか?RR駆動方式で、客席の下には左右連通した大きなトランクを生み出す為に、主に角パイプを使用したスペースフレーム構造で「サンドバギー」の大型ようになっていて、外板は軽量化の為にアルミとFRPで出来ています。
高速道路を運行することが多い観光バスは、冬季に散布される「塩化カルシュウム」及び、その水溶液の影響でフレームその他の部品の錆が進行して腐食している個体が多いです。
トラックは構造が簡易なラダーフレームが主流で外板が無いので洗いやすく黙視点検しやすいですが、観光バスは 手入れがしにくいので、フレームや外板の取り付け部がかなり傷んでいるのが現状ですが、国がおこなった規制緩和の影響で新規参入して運賃のダンピングをして仕事をとっているし、大きな会社が対抗しようとすると車両の買い換え出来ないし、小さな会社なら尚更な現状。今年の車両はどうか判りませんが、恐らく似たような状況なのではと考えます。
連日〜大騒ぎ…事故…事故…交通事故…生きる限り〜生活する限り、ゼロには出来ない…今迄も…これからも無縁で居られたら…単なる物損ならまだしも、負傷死傷の人身事故。お互い、一瞬のうちに人生が狂ってしまう…重大で悲惨な出来事です。加害者に原因や非が有るも然り…それにしても事故が起きると〜いつも御上やマスゴミは寄って集って悪者捜して一件落着〜それが仕事で正義!のような…?これからの事故と被害を少しでも減らす為には国沢センセや皆様方が仰有る通り〜加害者の責任だけでは進歩無しですよね…速やかな安全技術の普及や対策、制度、構造、教育、等々〜人的ミスも織り込んだ対策が急務だと思います。各社同様の報道と視点はウンザリです…