CX-60の乗り心地問題、とりあえずタイヤを柔らかいトーヨーに変更して対応か?

いやいや驚きました。突如トーヨータイヤから『マツダ株式会社が2022年9月15日より日本国内において販売を開始した、新型クロスオーバーSUV「MAZDA CX-60」の新車装着タイヤとして、当社製タイヤ「PROXES Sport(プロクセス・スポーツ)」が採用されますのでお知らせいたします』というリリースが出た! 御存知の通りトーヨー、マツダと共同開発をしている。

タイヤサイズは235/50R20 100W

マツダ3の時に開発したプロクセスR51Aのサイドウォールにはマツダを意味する『MZ』のマークが入っているほど。このタイヤ、CX-60の開発を担当した虫谷さんのクルマ作り理論を投入している。すなわちタイヤのサイドウォールで乗り心地の良さを追求するというもの。今回追加採用となったプロクセス・スポーツも当然ながら虫谷さんの好みが反映されているんだと思う。

もう少し深く追求すると、虫谷さんはCX-60の乗り心地の悪さを「ピロボールの馴染み」にあるとし、2000kmくらい走れば良くなるとメディアにコメントしている。ただ私は2000km以上走ったCX-60に何台か試乗しているが、全てアウツでした。一方、ディーラーで試乗した少なからぬ人が「乗り心地は悪くない」。私は試乗車の空気圧を低めにしているんだと考える。

サイドウォールを縦方向のバネとして使うコンセプトのプロクセスは正しくタイヤの空気圧を低めにした時のような柔らかさを持つ。CX-60の乗り心地をよくするためのハード的な改良は1年半くらい掛かるという。そこでプロクセスを追加採用することにより当面凌ごうと言うことなんだろう。ということでプロクセスを履いたCX-60に試乗してみたい。広報車が入ったら乗せて貰います。

マツダ、顧客のことを大切に考えるなら、失敗した人に改良を委ねるのではなく、CX-60の乗り心地に納得していない社内の別チームに対応させるべきだと思う。失敗をなかなか認めないだろう。良いクルマになったら、ということを期待してCOTYでも点を入れさせて頂いた。

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7 Responses to “CX-60の乗り心地問題、とりあえずタイヤを柔らかいトーヨーに変更して対応か?”

  1. ぱんだこぱんだ より:

    お店で高速も含めて試乗しましたが、ここまで書かれるほど酷くはなかった感触なんですけどね。まぁ、固いし動かないけどこんなもんでしょって印象でした。
    ちなみに高速走るので事前に空気圧測りましたが、ゲージが正しければ空気圧は既定値でしたよ。

    ただ、CX-60は乗り心地よりもメカニカルな音が室内にガチャガチャ入ってきてとにかくうるさい。高級感のある内装に固い足回り、メカニカルな音が響く室内という、何がしたいのかよく分からない車になってるんてすよね。そこは如何でしょうか?

    • かじ より:

      パンダコパンダ様:

      空気圧を測って規定値だったという件,なかなか参考になりました.

      乗り心地は個人の感覚の問題があるので,誰もが納得できる良し悪しの基準が,数字のような客観的なもので示せないのが難しいところです.

      普段乗っている車の乗り心地次第で,CX-60の乗り心地も人それぞれの感想になると思います.

      華音ちゃんと国沢先生のCX-60の試乗動画でも,普段硬い車に乗っている華音ちゃんは全く問題視していませんでしたね.

      自動車評論家の先生方は,乗り比べる車の数が我々一般ユーザーとは比べ物にならないくらい多く,現状のCX-60とは比較にならないレベルの乗り心地の良い車にも多く乗っておられると思います.国沢先生を含め,多くの自動車評論家の方々が乗り心地の硬さを指摘されるのはそういうことじゃないかと思っています.

      9月デビュー時の乗り心地の悪さには私も閉口しましたが,どうがどうであれ,現状のCX-60の乗り心地なら私も満足できますし,実際に契約もしました.

      しかしその一方で,乗り心地が悪くないと評価する一般ユーザーが増えているからくりの真実については知りたいものです.

  2. CX-60 より:

    機械ものはみな「なじみ」というか「慣らし運転」とまではいかなくても、組付けられた状態でバランスが取れ落ち着くまでに時間がかかると思います。
    ただ、そのなじみを市販された車に期待しても、ユーザーが2000㎞をどんな運転をどんな道でするのかバラバラなので、社内で想定した馴染みに落ち着くのか?あてにしていいものなのかな?と思います。
    なじみのような効果を出させるためにわざと生産中に動かして粗だしをする「エージング」をすることがあります。ブラシモーター(あまり今は使わないけど)などのブラシの「あたり」がなじんでくるように決まった時間モーターを回し続けて粗だしをしたりします。
    できるものなら生産中にそのエージングなんかをしたら(ホントになじめばいいのならなじましてから出して…笑)いいのになあと思いました。
    でも、マツダ側も認識してタイヤを変えたり、ユーザーも空気圧を試したりと、改良される方法を考えているので、面白い前向きな?事案だなと思います。

  3. NRT より:

    CX60を買う寸前までいって最終確認で家族を乗せたところ、やっぱり酔うから嫌だと猛反対されて土壇場で別の車になってしまいました。

    試乗時に家族からも指摘され私自身も感じたのですが、固いわりに舟のように常にフワフワしませんか?とあるYouTube動画で、CX60のフロントショックを外したら手で押し込めるほどブカブカだったというのがありました。別の方の動画では、自分で運転してるのに酔って驚愕したというのもありました。普通、スッキリ固いとむしろ酔いにくいものですがCX60が人によって酔いやすく感じるのはフロントがフワフワするのが関係しているのでしょうか?

  4. 猫まんま より:

    試乗してそんなに乗り心地悪くないと感じました。
    というかトルコンレスATの1速、2速時のガッツンガッツンが余りにも酷くそれにびっくりしたので気にならなかったかもしれませんけどね。
    私はマツダ信者では無いですが¥500万の高額車とみれば納得いかないから皆さん厳しい見方になるんだろうけどベースグレードの2,5ガソリンは¥299万で色々付けてるから高くなってるだけで¥299万と考えればむしろコスパ良いのじゃないのかと思うようになりました。
    どちらか言えば出来の悪いトルコンレスATの改良をして欲しいですね。いくら何でもあれは無いでしょう。まるで40年前の日産車の3ATみたいな感じです。

  5. z151 サンバー愛好者 より:

    CX-60って輸入車のローンチロットみたいだなと思います。
    メルセデスやBMWとかもローンチバージョンって「???」みたいなことが多い気がします。
    アメリカナイズドされる前の歴代レガシィなんかもA型(フルモデルチェンジ直後のローンチバージョン)は微妙な仕上がりだった気がします。
    従って実際に購入したのはマイナーチェンジ後のD型以降ばかりでした。

    CX-60の話だった。
    クルマの車格を考えると300万円~という価格設定といいい、マツダの意欲作FRといい個人的に応援したい気持ちと、「何とかならないものか」という気持ちが行ったり来たりする魅力的なクルマなんだと思います。
    個人的な好みを敢えて言わせていただければ、CX-50のようなエクステリアのワイルドさとCX-60の今の内装の組み合わせが「今の流行のSUV」ど真ん中、具体的には新型エクストレイルみたいなイメージです。
    そこからややシティ寄りがハリアー、ワイルド寄りがRAV4といった感じ。
    アウトランダーPHEVもエクストレイル辺りかややワイルド寄りのポジションといったところ。
    CX-60はハリアーかそれ以上のシティ寄りSUVなのかも。
    でもそれならば舗装路に振り切った滑らかな乗り心地でラグジュアリー感に一貫性が欲しいし、変な変速ショックもできるだけ抑えて欲しい。
    でも値段から考えたらお買い得。いやでももう少し…という感じ。
    正直もっとひどい乗り心地のクルマに乗ってきたので自分の尻や腰は我慢できるけど。
    家族に強要するのはちょっと…。
    自分でリプレイス作業するのも気を使いそうでもある…。(セーフモード問題は解決するのか?)

    マイナーチェンジかB型以降の純ディーゼルに期待したいところです。

  6. 長試乗 より:

    3000km走ってる個体で4日間延べ20時間
    MHVの試乗車を貸していただきました
    高速と少し路面の荒れた一般道、砂利道を走りました

    乗り心地は悪かった
    ・突き上げ、きつい、踏切を渡る時なんかかなりの突き上げ感
    ・さらに悪いのは、サスペンションに入力があった後の減衰に時間がかかる どん!ボヨン、ボヨン、ボヨンという感じ
    だからずっと揺れてる感が収まらない
    固いのにボヨンボヨン

    ハイブリッドとディーゼルの出力の合成も悪く、特に低速時はガシガシきました

    ただ、直6、500Nmのエンジンはとても魅力的
    乗り心地さえ改善されれば買いたいのですが‥

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