スカイアクティブX搭載のCX-30登場。売れるか?

CX-30にスカイクティブXを搭載したグレードが追加された。マツダ3と同じく普通の2000ccエンジンに対し68万2千円高い329万円スタートになる。マツダ3ベースのため車格としちゃCセグ。参考までに書いておくと、Cセグの日本車ってC-HRとXVしかない。ヴェゼルはBセグ。RAV4がDセグ。エクストレイルとフォレスターについちゃCとDの中間と言ってよかろう。

普通の2000ccエンジンを搭載するCX-30は239万円スタートで、すでにCセグとして考えたら少しばかり高いと言われていた。DセグのRAV4が265万円スタートですから。ただCX-30ってサイズ的に好ましい。全幅1795mmでRAV4の1865mmと比べたらとっつきやすい。特に女性ドライバーからすれば、RAV4のボリューム感はプレッシャーあると思う。

CX-30のポジショニング、絶妙です。ヴェゼルじゃツマらんし、RAV4だと大きい。C-HRはデザイン的に微妙な上、マイナーチェンジで足回りのコストダウンしたら普通の日本車になってしまった。CX-30なら”ほぼ”フル装備のプロアクティブでも261万円。自動ブレーキの性能だって高い。オシャレで取り回しの良いSUVを考えている人からするとモンクない感じ。

改めて説明するまでもなく、マツダにはCX-30を売るためのマーケティング担当者が何人もいる。仕事時間中に考えているCX-30密度は私の1000倍以上でしょう。実際、CX-30は良いマーケティング(狙い)だと思う。というか3年連続でSUVがCOTYを取るほどの人気となっている今の日本市場でCX-30が売れなければ、もうどんなクルマ作ったって売れない。

以前も書いた通り私にとってCX-30の「う~ん」はアメリカ仕様と同じく車高をもう少し上げてボリューミーにして欲しいことと、色ムラにしか感じないダッシュボードのシボくらいである。その延長で考えると、329万円のスカイアクティブXだって同じCセグのVWティグアンやボルボXC40、レクサスUXより安く感じます。マツダのマーケティング担当もそう考えた?

ということでスカイアクティブX搭載のCX-30が売れるか興味深い。売れたらブラックサタンの言う通りの状況になっているんだと思う。ただし! 売れなければブラックサタンの考え方はハッキリ間違っていると言う証明みたいなもの。単に「人気のあるジャンルにカッコ良いクルマを出す」だけじゃダメだということです。果たしてどうなるだろう。

思ったより売れなかったら、原因はハッキリ解ります。

 

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