海外では都市部の交通インフラに電動スケーターを導入! 日本もぜひ!
海外で近距離を移動する時のモビリティとして、電動ボードが注目されている。サンフランシスコなどは行政ベースで導入を考えているほど。例えば最も完成度が高いと言われているセグウェイ・ナインボット『ES2』の場合(実売価格6万円)、標準バッテリーの航続距離25kmと十分! 増設バッテリーを付けることで航続距離45kmと大幅に伸ばすことも可能。
世界の流れと聞けばヒョウロンカとしちゃ見過ごせない。やむを得ず入手し、しばらく使ってみた。外観は写真の通り。さすがにセグウェイの開発とあり、素材もデザインもオモチャっぽさ皆無。バッテリーはフロントシャフトの中に円筒形のリチウムイオンタイプが入っている。充電も簡単。ノートパソコンのようなACアダプターが付いており、フロントシャフトに差し込むだけ。
電子回路が付いており、初期設定もスマートフォンを使いブルートゥースで行う。回生制動の強さや最高速度の設定、クルーズコントロール機能、盗難防止機能も選べる。操作は右の青いレバーが下に回すとパワー出るアクセル(スタートは足で蹴って動き出してからアクセル操作する)。左側に回生ブレーキのコントローラーあり、下に回すとけっこうな減速Gを出す。
駆動モーターは600Wで、前輪の8インチタイヤに内蔵されている。オモチャのような電動スケーターも多数出回っているけれど、8インチより小さい前輪だと小さなギャップでも引っかかって転倒する危険性大。折りたたみは左上のレバーを押すだけで一番下の写真のようになる。12.5kgもあるため電車やバスに持ち込もうとすると少しばかり重い?
7.5インチの後輪はスイングアーム式のサスペンション付き。フェンダーを足で押しタイヤに擦りつけるタイプのブレーキも付いており、前輪の回生ブレーキと併用すれば25km/hくらいの速度域までなら自転車と同じくらいの減速性能を発揮する。ちなみに増加電池付けてフル性能を発揮すると最高速30km/h(標準電池の高速モードは25km/h)。
日本を除く大半の国では自転車と同じく免許&ナンバー不要。自転車と同じ扱いになる。日本でも電動アシスト自転車と同じく「20km/hまでしかアシストしない」という条件で公道走行を認めたらいいと思う。最高速を10km/h程度に絞れば自転車より優れた高い安全性を確保出来ることだろう。海外のように総合的な都市部の交通インフラを考えるべきだと思う。
現在ES2に乗れるのは、サーキット場のパドックのような「ナンバー無しのクルマが走れる場所」に限られる。教習所内などもOK。私有地は管理者の許可があれば走行可能。私のようなライフスタイルだと、けっこう重宝します。公園内を走っている動画も見られるけれど明確な違法行為。検挙されるので御注意を!
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