ホンダN-WGNの生産中止、憶測による様々な情報が流れてます
掲示板に以下のような書き込みがありました。「発売初日(8月上旬)に注文したという親友のN-WGN。当初納期が10月末位と言われていたのが10月になって「さらに8週間ほど遅れる」(つまり12月中に来るのか?)となり、その後とうとう「納期が白紙になった(ホンダ営業談)」と連絡が来たとのこと。近く営業が来て「直接会って説明したい」と言っているそう」。
この件、9月29日に紹介した(記事は上のリンク)。実際、記事を書いた時点では問題の無い部品を使い減産という対応だった。しかしその後、生産停止になってます。なぜか? CBI社から調達している電動パーキング、欧州メーカーでも使っているのだけれど、ホンダで出た不具合と違う不具合が出たという。ホンダで早速チェックしてみたら、同じ状況だったという。
こちらは数値を計って良品を選ぶというタイプの不具合じゃなかったため、生産そのものを停止することになったワケ。ホンダも生産中止になった理由は電動パーキングの部品であることを隠していない。ただホンダもどう対応していいのか悩んでいるのだろう。考えて欲しい。1回目のトラブルは少し時間を掛ければ対処出来ると判断した。されど2回目となると確かに困ります。
ホンダとしちゃ歴代最高のリコールを出した現行フィットの悪夢とダブってしまうのだろう。現行フィットも海外製部品に起因するトラブルだった。ホンダが頑張っても海外のメーカーは対応に遅れあり、いかんともしがたい。加えてフィットのような不具合を2度と出したくないという気持ちも強い。少し時間掛かっても一旦ラインを止め、徹底的に見直そうということ。
当該電動パーキングの部品、欧州メーカーも採用しているのを見ても解る通り”売り出し中”だったのだろう。コストパフォーマンス面で優れていたらしく、次期型フィットにも使う予定。当然ながらフィットの生産計画も大幅な遅れが出ています。さて。気になる生産再開だけれど数日前まで11月中旬~下旬だった。ただ掲示板の「白紙」という状況を見ると、直近ではメドが立ってないようだ。
どうしてもダメなら日本製の部品に切り替えるしかないかもしれません(アドヴィックスか?)。その場合、調達数量が問題になってくる。N-WGNとフィットを合わせれば月産3~4万台規模になります。生産ラインを2倍以上にしないと追いつかない。いずれにしろホンダにとってはアンラッキーだったと思う。今回の件、自動車メーカーにとっては災害と同じ。優しく見守りたいです。
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