新型キックス、フタを開けてみたら実質354万9700円スタート。カローラクロスより高かった

第3世代eパワーを採用する新型キックスが発表された。今や日産とホンダで大きな問題になっているのはトヨタと比べ割高な価格設定である。先日「スターティングプライス325万9300円となる新型キックスの商談が始まった」と紹介したけれど、その時点で詳細な装備内容やスペックは不明だった。改めてチェックしてみたら「う~ん」。高いです。

325万9300円という『X』の装備内容、プロパイロットや液晶(12.3インチ。6スピーカー。スマホ対応)など付いていない。実質的に『X+』というグレードが売れ筋になり、354万9700円とけっこうな金額になってしまう。ライバルとなるヴェゼルは『HuNT』(310万8600円)が装備的に近い。これにナビ付けたって340万円で収まる。

もっとお買い得なのがカローラクロス。Cセグなので車格的にワンランク上。『Z』という液晶標準の最上級グレードで343万円である。電動パワーシートだし、パワーユニットは1800ccだ。車格的に上なら燃費悪いかとなれば、そんなことない。WLTCで26.4km/L。高速道路モード25.2km/Lとなる。ヴェゼルは26km/Lと24.9km/L。

THS2とeパワー、e:HEVの燃費は?

第3世代eパワーの燃費を見ると、25.7km/Lと23.8km/Lだった。総合燃費も高速道路燃費も競合車に届いていない。最新のeパワーを持ってしても届かなかった。このあたりの理由は先日紹介した通り。エンジンの熱効率で勝っているかもしれないが、伝達効率で厳しい。ちなみに高速道路モードは平均約56.7km/h。最高約97.4km/h。

これ以上の速度域になるとさらに燃費差は広がる。やはり直結モードが欲しいところ。絶対的な動力性能も基礎体力となるエンジンパワー同等。アクセル全開して数秒間のシステム最高出力はキックス143馬力。カローラクロス140馬力。ヴェゼル131馬力といった具合。最高速は排気量大きくトルク太く直結モードありのカローラクロス優位である。

以上、スペックや装備だけで比較すると、新型キックスはヴェゼルに対し20万円程度高く、格上のカローラクロスとは実質的に40万円以上高い。20万円くらい安い価格設定だったら競争力を持てたのに、と思う。まぁ試乗して天国のような乗り味だったイッキに形勢逆転ながら、ヴェゼルもカローラクロスも相当よい仕上がりだったりする。

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One Response to “新型キックス、フタを開けてみたら実質354万9700円スタート。カローラクロスより高かった”

  1. kuz より:

    細かい比較までは見れていませんが、各メディアの発表記事を見ると真っ先に「299万円」が目に飛び込んできますね。でもその「Xシンプルパッケージ」ってビジネス・レンタカー仕様なのでは?
    相変わらずセコい商売してますね(苦笑)。日産は本当に変われるんでしょうか。

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