トヨタと日産とホンダのハイブリッドシステム、燃費良いのはどこ?

今後10年くらいは間違いなくハイブリッドの時代になる。日本だけで無く、世界を見ても同じ傾向かと。ということで現状を見ると、ハイブリッドシステムは「トヨタ式とそれ以外」になる。正確に表現するならトヨタだけ独特のシステムを採用しており、それ以外は日本も中国も「エンジンで発電機を稼働させ作った電力使い駆動用モーターで走らせる」だ。

なぜトヨタのハイブリッドは燃費良いのか?

どこが有利だろうか? その前に実力どうかといえば、私の経験上、アタマ一つ分だけトヨタがリード。続いて10%落ちくらいでホンダ。さらに15%落ちが日産といったイメージ。e燃費というユーザーからの情報で燃費をまとめているサイトを見ても、私の順位とほぼ同じ(燃費自慢も多いので実際より良い数値が多い)。ちなみにe燃費での1位はヤリスハイブリッドですね。

なぜトヨタがいいのか。こらもう簡単。伝達効率の差です。エンジンそのものの熱効率は大差なし。トヨタとホンダが40%程度。日産は最新データを公表していないものの、第3世代eパワーで42%に届いている程度。熱効率を100%駆動に使えばトヨタもホンダも日産も良い勝負になる。でも100%は使えない。エンジンって回転域と負荷によって熱効率違う。以下、熱効率である。

2400回転で170Nmで使えば40%という熱効率ながら、1000回転24Nmだと30%を切ってしまう。上の表だと35%以上で使いたい。一番簡単なのは低い回転域を使わないこと。ということでハイブリッドの場合、発進時を含めこの回転域じゃエンジン使わずモーターで走る。したがってトヨタもホンダも日産もモーター走行状態の燃費は変わらないと思う。

前述の通りエンジンからタイヤまでの伝達効率100%ならこれまた同じ。違いが出てくるのは、エンジンの熱効率良くなってからの伝達効率である。ギアを使ったら95~98%と言われる。モーターだとインバーターの熱効率にもよるけれど80~85%程度とされる。ここからが本題。トヨタでいえば、エンジン始動した時から95~98%の直結駆動と電動系の80~85%のミックスになる。

詳細は公表されていなものの、50km/h以上になると”ほぼ”直結と考えていい。一方、eパワーはエンジン掛かってからも80~85%という効率になる。ホンダは巡航時だけ95~98%の直結モードを使うため、中間といってよかろう。以上、物理的なエビデンスである。実際も同じアウトプットなので正しいと考えていい。今後もTHS2以上のハイブリッドは出てこないと思う。

ちなみに日産はエンジンの熱効率を上げることで伝達効率の悪さをカバーすると言っている。中国勢のように熱効率45%以上を実現出来ればトヨタに届くかもしれな。ただトヨタも今より優れた熱効率のエンジンを開発中のため、そうなれば届かない。もう一つはコスト。燃費が5%良くても車両価格で5万円高くなればモトを取れない。安価で低燃費のTHS2は強いです。

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3 Responses to “トヨタと日産とホンダのハイブリッドシステム、燃費良いのはどこ?”

  1. アミーゴ5号リリボーン より:

    そういえば、初代プリウスのHVシステムを選定した時、様々なシステムの優劣を比較検討したと聞き及んでおります。

    初代プリウス登場から四半世紀以上の時が経っても、トヨタが選択したシステムの基本的な優位性は変わらないのですね。

    それに加え四半世紀に渡って、地道に丁寧に磨き上げてきたのだから、そりゃあ強い訳デス。

  2. 秋元 より:

    調べれば調べるほど、
    THS2の無段階変速でありながら、
    伝達効率がMT並みに良いという
    特徴は、唯一無二の存在だなと思います。
    それを効率の良いモーターで実現している。
    そしてそのモーターは、
    それ自体が動力としても機能し、
    エネルギー回生も行うことが出来る。
    凄い発明です。

  3. よっこいしょういち より:

    現行シエンタのハイブリッドに乗ってるのですが、エンジン駆動モード時の変速が凄く早いんですよね。
    純粋に変速機として見ても、かなり優秀な印象です。
    変速速度、駆動効率の両面でCVTを相手にしないレベルに思えます。

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